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2007年4月

2007年4月30日 (月)

尾崎豊の歌を聴いて

◆先日、NHK番組「尾崎豊 15年目のアイラブユー ”TV初秘蔵映像で今また蘇る尾崎神話”」を観た。尾崎といえば、1984年18歳でデビューするも29歳の若さで亡くなった伝説のシンガーソングライターである。私は、尾崎が生きている間は、彼の名前は知っていたが、彼の歌を本気で聞いたことはなかった。しかし、この番組を見て、彼が今に至るまであらゆる年代層に亘って男女を問わず広いファンを有しているカリスマ性を持つ歌手であることが理解できた。
◆一見シャイな顔をした彼の歌は、最近の若者が歌うテンポの速い、意味不明瞭な歌と異なり、思想性、哲学性を有しており、じんとくるものがあった。彼の歌を聴いて音楽はコミュニケーションの手段であり、人の心情を奥深く伝えるものだなあ、ということを再認識した。番組では、視聴者からのメッセージを受け付けていたが、それらは、「若者の純粋な気持ち、人生の悩みや淋しさ、社会への不満、大人への不満、等を歌っている」「若者が理想に生きることを願って歌っている」「聴いて勇気をもらった」「聴いて生きる力をもらった」というような感謝の言葉で溢れていた。
◆クラッシクやフォークソング、演歌等、色んな音楽を、長い人生の中で聴いて来て、感動し影響を受けたものが多いが、この番組で聴いた尾崎の歌も、私とは世代が異なる時代の歌ではあるが、良い音楽は世代を超えて共感を得るものであるということを、改めて感じた次第である。

 参考:この番組で歌われた歌:
    I love you、 Oh My Little Girl、17歳の地図、卒業、
   僕が 僕であるために、15の夜、ダンスホール、他

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2007年4月25日 (水)

大企業に求められる企業倫理

◆先日、日経ビジネス(2007.4.23)を読んでいると、中小企業メルトダウン(景気拡大の陰で進む「モノ作り崩壊」)という記事があり、そこに東大阪市にある松野金型製作所の松野社長さんが取材に応じられた記事があったので読ませて頂いた。松野さんが述べられていることは全くその通りで、共鳴した。
◆日経ビジネスの記事によれば、大企業による下請けいじめが横行しているという。景気拡大とモノ作りの国内復帰により、追い風が吹いているように見える製造現場であるが、中小企業の実感は好景気と程遠い。私も商工会議所の経営相談員として訪問する中小企業の方の話を聞くが、同様な実感を持っている企業が多い。松野さんが言われるように大企業は中国に出て行ったかと思えば品質問題が表面化して、国内回帰と言い出したが、品質は今まで通りで、価格は中国と同レベルという無理難題な要求を平気で言うところがあるのは事実である。大企業の名誉のために言うが、大企業の中には良心的で中小企業との共存共栄の精神を持っている企業も存在する。しかし、大資本の下、横暴な企業も存在する。
◆日経ビジネスの記事によれば、法的には、「下請代金支払遅延等防止法」があるものの、下請け会社側が告発しないケースが多く、問題が発覚しないという。巧妙な手段で代金の減額を求めたり、見込み発注をしておいて、発注の一部を取り消したりするところがあるという。
日本のもの作りを崩壊させないためにも、大企業と中小企業の共存共栄は必要である。この日本的な良いシステムを維持するには、大企業側の倫理面での反省が求めれれる。現在、CSR(企業の社会的責任)が叫ばれているが、大企業の正しい倫理観を確立するには、下請への態度が芳しくない企業の評価を厳しく監視する”格付け”のようなシステムを作り、この評価が悪い企業を公表するとともに、このような企業に社会的な制裁を下すようなことが必要であると思われるのである。

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2007年4月21日 (土)

ネット(Web)社会とどのように付き合うか(その2)

前回に引き続き、ネット社会とどのように付き合ったらよいかということについて述べる。。
ロングテール(長い尾)という新語があるが、この言葉は、インターネットの本質に関わる重要な問題提起を含む新語である。Longtail 書店を例にとった場合、下図で横軸は書籍のリスト、縦軸は書籍の数である。通常、書店は左部分の良く売れる書籍を在庫し、右側の殆ど売れない書籍は在庫させない。
ロングテールの提唱者のクリス・アンダーソンは「アマゾン・コムは全売上の1/3以上をリアル書店が在庫を持たない本から上げている」と発表し、脚光を浴びた。このロングテール現象はネット世界でのみ起こる。ロングテールの反対概念が、大組織を支配するパレートによる「80:20」の法則である。「あらゆる物事において重要なのは少数であり、大多数は取るに足らないもの」という思想である。この「取るに足らない80%」がまさにロングテールなのだ。リアル大組織においては今も正しい。しかし小組織においては、このロングテールを生かすことで活路が開けるのではないかと思うのである。
ブログを書く人が増加している。ネット上の本質とも言うべき玉石混交問題が解決されるに応じ、「書けば誰かにメッセージが届くはず」に変わって来たからである。これは検索エンジンの進歩とブログ周辺で生まれた自動編集技術によるところが大きい。また、ブログは記事が書かれてサイトが更新される度にRSSフォーマットの情報を、ネットに向けて自動的に発信するようになった。即ちブログは動的である。このような特徴を考えて、ホームページの静的な性格を動的なブログが補完する形をとれようにすれば、より良いPR手段として利用できるのではないかと思うのである。

最後にこの本は、ITに馴染のない人にとっては、少し分かりにくい感じがすると思うが、読んでいる内に、ネット社会の良い面、悪い面が詳しく書かれていて興味深く感じるようになり、特に、小さな企業の方が、大きな企業よりメリットを享受できることが理解できるようになるものと思われる。

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ネット(Web)社会とどのように付き合うか(その1)

インターネットが登場して約10年。最近ではWeb2.0というような難解な?言葉を耳にするこの頃である。最近、「ウエブ進化論-本当の大変化はこれから始まる- (梅田望夫著)」を読んで、我々、ビジネスに携わる者は、将来は、例えIT嫌いな人であっても、いわゆるインターネットの世界に無関心ではいられないのではないかという気持ちになった。また、ネット社会から得られるメリットは小さな企業の方にあるのではないかと思った。以下、本書の中で印象に残った内容を感想と共に述べたい。
◆バルブ崩壊と共に終了した第1次インターネット・ブームの結論は、「普通の人が何かを表現しても誰にも届かない」であった。これは玉石混交の膨大なコンテンツから「玉」を瞬時に選び出す技術が、当時殆ど存在していなかったからである。
◆しかし、1998年に創業されたグーグルの検索エンジン技術は、この玉石混交問題を解決し、玉を選び出すことに成功しつつあり、「世界中の情報を整理し尽くす」というミッションを掲げて発展中である。一方、リナックスに代表されるオープンソースは「過激な少数意見」から「時の常識」になり、マイクロソフトのWindowsを脅かしている。将来的にはオープンソースが主流を占めるのではないかと思われる。
◆新しい考え方として、インターネットの「こちら側」と「あちら側」という考えが出現し、技術変化の大きな流れとして「こちら側」から「あちら側」へのパワーシフトが、これから着実に起きてくるのだそうだ。「こちら側」とはインターネットの利用者、即ち我々に密着したパソコンや携帯電話、等のことであり、「あちら側」とは、インターネット空間に浮かぶ巨大な”情報発電所”のことであり、例えばグーグルが所有しているものと思えばよい。そして、「こちら側」においた情報を「こちら側」で処理するコンピューティングスタイルよりも、「あちら側」に置かれた情報を「あちら側」に作った情報発電所で処理する方が合理的だというコンセンサスが生まれつつあるのだそうだ。身近な例では、ホームページとブログの差を考えてみれば分かりやすい。ブログではデータはネット側に保存されるので手間が余りかからない。

(その2)に続く

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2007年4月17日 (火)

QCサークルの今後

◆最近、食品や電気機器の製造業界、あるいは原子力発電所、等における品質に係わる不良問題が頻発している。かって我が国は品質に関しては世界に冠たる地位に位置していたのに、なぜこのようなことになってしまったのであろうか。それは、ひとつには日本的なQC活動がバブル期に軽んじられてしまったからであると思われる。こつこつと愚直に進める、いわゆる改善活動が衰退したことである。
◆その後のQCサークル活動は、各企業において、どのように行われているのだろうかと具体的な話を聞こうと思っていたところ、願ってもない良い機会が得られた。先日、4月17日、日本品質管理学界のシンポジウム(関西支部)があり、そのようなことが議論されるということで参加した。テーマは「変化に対応するQCサークル活動」であり、4社の企業がQC活動の状況について報告された。いずれも従来からのQCサークル活動の内容に、最近の環境の変化に対応するため工夫を加えられている。最近の環境変化としては、非正規社員(派遣、パートタイマー、アルバイト)の増加、設備革新やIT革新に伴う労働環境の変化、安全問題・技術問題を誘発する技術の複合化・高度化、等が挙げられる。
そして新規に工夫されているのは、次のような点である。
”ものづくりは人づくり”という観点から、従来のQCサークルそのものの能力を重視する観点に人間重視の観点を付加した点が見て取れる。
★”QCサークルの能力”に加えて”明るく働き甲斐のある職場”という側面を重視。
★QCをやるのでなくQCで仕事をする。
★情報共有と活動の見える化更には社内コミュニケーションの重視。

また、がんこフードサービス㈱の発表では、”サービスの品質は人である”が、人の流動性の高い業界特性(転職率が高い)のため、QCサークル運営のノウハウを、個人依存でなく、組織のシステムとしてQCを展開できる構造づくりに腐心しているという話が興味深かった。Logo_ganko_1

最後に、QCサークル活動は、QC活動に愛着のある人を核として、コツコツと継続して発展させていくことが最も大切である、ということを再認識させられた。

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ITと人間の共生

先日、テレビ番組「たかじんのそこまで言っていい委員会」を観ていると、将棋のコンピュータソフトの進歩により人と将棋をやらなくても、将棋ゲームソフトで訓練すれば、十分ある程度のレベルに達すると言う話があった。これに対して、桂ざこばさんが、そんなものだけでは、人間の勉強ができない。対局相手の性格や喜怒哀楽、他人との相性などを学ぶには、リアルな対局の積み重ねが欠かせない、と言っておれらた。もっともなことである。

ネット社会が進みネット販売が増えつつあるが、そこでも最終的に求められるのは、人間的な信用の問題であり、人間同志のふれあいによる人間的な付き合いである。バーチャルな仮想モールだけでは、短期的な取引はともかく、長期的に取り引きをしようとなると、実際に商売相手の人に会って、相手を見極め、自分とうまくやっていけるか、信用に値する人物かどうか見極める必要がある。

コンピュータは全能でない。やはり人間的な要素との共生が必要なのだ。

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2007年4月13日 (金)

吉野の千本桜を歩く

4月10日、家内と一緒に、初めて吉野へ行った。中千本までバスで行き、それから上千本まで歩いた。上千本は丁度満開で、平日にかかわらず多くの人出であった。
吉野には約3万本の桜がありシロヤマザクラという日本古来の山桜が中心である。葉が先に出て花が咲く。吉野が桜の名所となったのは、今から1300年前、役行者が金峯山寺を開く時、感得した蔵王権現を桜の木に刻んだことから、ご神木として保護されてきたことによる。従って、本来は桜見のためでなく、山岳宗教と結びつき信仰の桜として保護されてきた。西行法師もこの地を訪れているが、西行法師が残した歌 ”花を見し昔の心あらためて吉野の里に住まんとぞ思ふ”のような気分になった。
帰りは、近鉄吉野駅まで歩いて下りた。その途中で大和三庭園と呼ばれている庭園を有する竹林院蔵王堂を見た。又、沿道の土産物屋は賑やかで老舗の店やモダンな
店が混在し楽しく過ごせた。
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(上千本より見た
  吉野)

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(蔵王堂)

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(沿道の土産物屋)
 色々と工夫された
 品物があり見るの
  も楽しい

 
 




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(上千本付近
の案内板)

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(竹林院)

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2007年4月 8日 (日)

堺市 妙国寺、南宗寺を訪ねて

 2007年3月23日 堺市にある妙国寺、南宗寺を訪ねた。

★妙国寺は、堺東駅より徒歩10分のところにあり、泉陽高校の東に位置する。1562年建立の日蓮宗寺院で三好義賢が土地と蘇鉄を寄進したことに始まる。大阪夏の陣で焼失、その後再建されたが堺空襲により再焼失。ボランティアのガイドの人の説明では、この寺の見所は蘇鉄と堺事件であるとのことで詳しく説明してくれた。
①蘇鉄:樹齢1100年。織田信長が安土城に移植したが「堺に帰りたい」と蘇鉄が泣くので妙国寺に戻したという言い伝えがある。帰りに蘇鉄の種をもらった。
森鴎外小説「堺事件」(明治初年の土佐藩士によるフランス水兵殺傷事件)の舞台となった寺。土佐藩士11名が責任をとって切腹させられた。資料室には、土佐藩士の時世の歌や遺髪の展示があり、当時のことが偲ばれる。
③織田信長が本能寺の変で亡くなった時、家康がここに泊まっていたが、事件を知って、織田信長の同盟者として一度は切腹しようとしたが思いとどまり、慌てて三河へ帰国したという。

★南宗寺は南旅籠町にある臨済宗大徳寺派に属す。三好長慶が父元長の菩提を弔うために立てた寺である。大阪夏の陣で焼失したが、沢庵和尚らの尽力により再建された。
①茶道との関係では、武野紹鴎及び千の利休の墓碑あり。又、利休好みの茶室実相庵がある。
②仏殿の天井には狩野信政筆の「八方睨みの龍」が描かれている。
徳川家康の墓:大阪夏の陣の時、家康は後藤又兵衛の槍で命を絶ち当地で命を絶ったという伝説あり。秀忠、吉宗らが、将軍就任時、必ずこの寺を訪れたという。
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(堺事件 土佐藩
  11藩士の墓)
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南宗寺
(利休ゆかりの
 茶室
    実相庵)

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妙国寺
(樹齢1100年
 の蘇鉄)

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南宗寺
(入口の門)

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ISO9001認証取得の件

 現在、ISO規格でマネジメントシステムと言われているものには、ISO9001(品質)、ISO14001(環境)、ISO27001(ISMS:情報セキュリティ)、プライバシーマーク、ISO22000(食品安全)等、多くの規格があり、中小企業者の皆様は困惑されていると思う。

 このような規格の中でも、ISO9001(品質)は、「品質」という名前が付けられているが、本質は「経営品質」であり、企業全体の品質を取り扱うものであり最も大切なものである。従って、中小企業の皆様においては、先ず第一に、ISO9001の取得を中心として検討し、「環境」や「情報セキュリティ」に関するものは、余程大きな組織である場合や、それらを特別に必要とする場合を除いて、ISO9001(品質)の中に包含させて考えるのが適切であると思う。

 さて、現在、ISO9001の認証取得の支援業務を中小企業者の皆様に実施しているが、よく耳にするのは、① ISO9001を取得しても全く会社は良くならない或いは儲かる体質にならない、② 認証取得に要する費用は高くて、中小企業者には無理である、といったことである。

 先ず①に関しては、取得を目指した企業が、他の企業も取得しているのでやむを得ず取得するといった考えを捨て、本気で取り組む必要があることと、認証取得を形式的なものとして捉えず、取得後も継続的な改善に取り組むこと、である。従って、私は支援企業には、次のような観点からアドバイスするようにしている。1) 経営全般の観点、2) 品質改善活動の観点、3) 組織内のコミュニケーション改善の観点

 次に②の費用に関しては、審査費用もコンサル費用もまだまだ中小企業者にとっては高い。従って、良心的な審査会社やコンサルタントを厳密に見極めるべきであると思う。私の場合、企業の規模や現状の品質管理のレベルによっても異なるが、できるだけ低価格で妥当な価格でコンサルをするよう努めている。     

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2007年4月 7日 (土)

この世で長く続き、成功している企業の特徴

企業の盛衰はこの世の中の常である。我が国においても、まだ記憶に残る少し前までは繁栄を謳歌していたのに、突然経営不振に陥ったり、製品不良や社会的な不祥事で社会の非難を浴びたりして、衰退して行く企業が見られる一方で、長く世の中の信頼を得て社会に貢献してきた、ビジョンを持ち先見的な企業がある。

これらの企業の違いは何であろうか。この答えの参考とすべきことが述べられている書籍がある。この書籍名は“ビジョナリー・カンパニー(時代を超える生存の原則)、ジェームズ・C・コリンズ/ジェリー・I・ポラス 著”及び“ビジョナリー・カンパニー②(飛躍の法則)、ジェームズ・C・コリンズ 著”である。

 前者は、永続し、特に成功している企業(どちらかと言えば始めから偉大だった企業)の特徴を、後者は、良い企業から偉大な企業に飛躍した企業の特徴について、比較対象企業との対比で述べられている。いずれも、現在では大企業と見なされる企業であるが、これらの企業も元々は小さな企業から這い上がって来たということを考えれば、中堅・中小企業の方にも大いに参考となるものと思われる。因みに偉大な企業として、日本ではソニーがノミネートされている。他には、3M、ヒューレット・パッカード、P&GGE、ウオルトマート、ウオルト・ディズニー等がノミネートされている。

◆以下、これらの偉大な企業について述べられた特徴から、私が強く印象を受けた内容を記載する。皆様も成程と思われるにちがいない。
時を告げるのでなく、時計をつくる:会社を築き、経営する仕事に携わってるのであれば、製品についてすばらしいビジョンを考えたり、カリスマ的指導者になろうと考える時間を減らし、組織についてのビジョンを考え、未来志向的な会社の性格を築こうと考える時間を増やすべきである。目指すものは、伝統ある精神」を持つ会社である。

収益力は、会社が存続するために必要な条件であり、もっと重要な目的を達成するための手段だが、それ自体が目的ではない。単なるカネ儲けを超えた基本的価値観や目的といった基本理念も同じように大切にされている。

③基本理念を大事に維持し、守るが、基本理念を表す具体的な行動は、いつでも変更し発展させなければならない。

社運を賭けた大胆な目標に挑戦する。

⑤大量のものを試して、うまくいったものを残す:多くの場合、計画も方向性もないままに、様々な行動を起こし、何でも実験することによって予想もしない新しい進歩が生まれ、種の進化に似た発展の過程を辿る活力を与える。

生え抜きの経営陣:社内の人材を登用し、基本理念に忠実な者だけが幹部の座を手に入れる。社外から経営者を招いていては、先見性が際立った企業になることも、その座を守ることも、極めて難しいと言える。

⑦野心は会社のために:偉大な実績に飛躍した企業は全て、決定的な転換の時期に第5水準の指導者に率いられていた。第5水準の指導者は個人としての謙虚さを持ち、野心的であるが、野心は何よりも会社に向けられていて、自分個人には向けられていない。

⑧厳しい現実を直視する:自社がおかれている状況の真実を把握することが必要である。そのために上司が意見を聞く機会、そして究極的には真実に耳を傾ける機会が十分にある文化を作り上げることである。カリスマ性は強みになると同時に、弱みにもなりうる。経営者が強い個性を持っているとき、部下が厳しい現実を報告しなくなりかねない。   

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2007年4月 6日 (金)

篠山へぼたん鍋を食べに行く

3月の始め、家内と一緒に丹波篠山ぼたん鍋(牡丹鍋)を食べに行ってきました。JR篠山口駅で下車、バスで城下町へ向いました。町の中心部で下車し、地方裁判所であった施設を利用した歴史博物館を経て、春日神社の中にある能舞台を見学。能舞台というのは、音響を良くするために甕(かめ)を土中に埋めてあるそうだ。その後、ぼたんを食べるために懐(かい)という店(写真)に入りました。たいへんこじんまりした家庭的な雰囲気の店で、店の方も大変親切で、対応が良く楽しめました。私は、ぼたん鍋を食べたのは初めてでしたが、思ったより美味しく、良い雰囲気であったので、また、来ようという気がしました。

懐についての参考情報:電話:079-552-7773、 丹波郷土料理店で、篠山の旬を提供。春は山菜、夏は丹波牛肉、秋は松茸、冬はばたん鍋を提供している。

その後、篠山の城下町を散策。武家屋敷跡、篠山城跡、等を見て回りました。平日であったので、観光客はまばらで、のどかな町の雰囲気を十分楽しめました。篠山城は、関ヶ原の合戦に勝利した徳川家康が、1609年豊臣氏の居城である大阪城の包囲と、豊臣家ゆかりの西日本の諸大名を抑える拠点とするために篠山盆地に築いた城である。縄張奉行の藤堂高虎、普請奉行の池田輝政らが指揮を執り突貫工事により完成したと言われています。
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郷土料理店
「懐(かい)」

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ぼたん鍋
(天然の猪肉)
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郷土料理店
「懐(かい)」
の店内
大変家庭的な雰囲気!

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 城下町の
 散歩案内 

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 のどかな?
 城下町を散策

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篠山城城跡
(大書院が
復元されている)

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春日神社の中
にある能舞台          

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