ITと人間の共生
先日、テレビ番組「たかじんのそこまで言っていい委員会」を観ていると、将棋のコンピュータソフトの進歩により人と将棋をやらなくても、将棋ゲームソフトで訓練すれば、十分ある程度のレベルに達すると言う話があった。これに対して、桂ざこばさんが、そんなものだけでは、人間の勉強ができない。対局相手の性格や喜怒哀楽、他人との相性などを学ぶには、リアルな対局の積み重ねが欠かせない、と言っておれらた。もっともなことである。
ネット社会が進みネット販売が増えつつあるが、そこでも最終的に求められるのは、人間的な信用の問題であり、人間同志のふれあいによる人間的な付き合いである。バーチャルな仮想モールだけでは、短期的な取引はともかく、長期的に取り引きをしようとなると、実際に商売相手の人に会って、相手を見極め、自分とうまくやっていけるか、信用に値する人物かどうか見極める必要がある。
コンピュータは全能でない。やはり人間的な要素との共生が必要なのだ。
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