吉野の千本桜を歩く
4月10日、家内と一緒に、初めて吉野へ行った。中千本までバスで行き、それから上千本まで歩いた。上千本は丁度満開で、平日にかかわらず多くの人出であった。
吉野には約3万本の桜がありシロヤマザクラという日本古来の山桜が中心である。葉が先に出て花が咲く。吉野が桜の名所となったのは、今から1300年前、役行者が金峯山寺を開く時、感得した蔵王権現を桜の木に刻んだことから、ご神木として保護されてきたことによる。従って、本来は桜見のためでなく、山岳宗教と結びつき信仰の桜として保護されてきた。西行法師もこの地を訪れているが、西行法師が残した歌 ”花を見し昔の心あらためて吉野の里に住まんとぞ思ふ”のような気分になった。
帰りは、近鉄吉野駅まで歩いて下りた。その途中で大和三庭園と呼ばれている庭園を有する竹林院や蔵王堂を見た。又、沿道の土産物屋は賑やかで老舗の店やモダンな
店が混在し楽しく過ごせた。
(上千本より見た
吉野)
(蔵王堂)
(沿道の土産物屋)
色々と工夫された
品物があり見るの
も楽しい
(上千本付近
の案内板)
(竹林院)
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