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2007年4月21日 (土)

ネット(Web)社会とどのように付き合うか(その2)

前回に引き続き、ネット社会とどのように付き合ったらよいかということについて述べる。。
ロングテール(長い尾)という新語があるが、この言葉は、インターネットの本質に関わる重要な問題提起を含む新語である。Longtail 書店を例にとった場合、下図で横軸は書籍のリスト、縦軸は書籍の数である。通常、書店は左部分の良く売れる書籍を在庫し、右側の殆ど売れない書籍は在庫させない。
ロングテールの提唱者のクリス・アンダーソンは「アマゾン・コムは全売上の1/3以上をリアル書店が在庫を持たない本から上げている」と発表し、脚光を浴びた。このロングテール現象はネット世界でのみ起こる。ロングテールの反対概念が、大組織を支配するパレートによる「80:20」の法則である。「あらゆる物事において重要なのは少数であり、大多数は取るに足らないもの」という思想である。この「取るに足らない80%」がまさにロングテールなのだ。リアル大組織においては今も正しい。しかし小組織においては、このロングテールを生かすことで活路が開けるのではないかと思うのである。
ブログを書く人が増加している。ネット上の本質とも言うべき玉石混交問題が解決されるに応じ、「書けば誰かにメッセージが届くはず」に変わって来たからである。これは検索エンジンの進歩とブログ周辺で生まれた自動編集技術によるところが大きい。また、ブログは記事が書かれてサイトが更新される度にRSSフォーマットの情報を、ネットに向けて自動的に発信するようになった。即ちブログは動的である。このような特徴を考えて、ホームページの静的な性格を動的なブログが補完する形をとれようにすれば、より良いPR手段として利用できるのではないかと思うのである。

最後にこの本は、ITに馴染のない人にとっては、少し分かりにくい感じがすると思うが、読んでいる内に、ネット社会の良い面、悪い面が詳しく書かれていて興味深く感じるようになり、特に、小さな企業の方が、大きな企業よりメリットを享受できることが理解できるようになるものと思われる。

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コメント

こんにちわ。
「WEB2.0」ほぼ完璧な理解度です。
感心しました。
1年後には、ほとんどすべてのアプリケーションが
ブラウザで提供されると思います。
すべての情報を共有でき、編集、更新が可能になります。
OSも近い将来ブラウザで実装するかもしれません。
海外のサービスはめざましいものがありますが
日本のサービスはいまいちです。
基本的ですぐれたサービスを「Google」が提供しています。
一度検索して、使用してみてください。
時々おじゃまします。

石本様
いつもお世話になっております。Googleのサービスに関しては、更に調査してみます。最近、日本においても、日本人の主観や興味を織り込んだ検索技術の開発が進んでいると言う話を聞きました。 八木芳昭

投稿: 石本俊治 | 2007年4月28日 (土) 12時36分

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