渡辺貞夫 クインテットを聴く
先日、関西学院会館レセプションホールで開催された、渡辺貞夫 in K.G. 2007 を聴きに西宮の関西学院大学へ行った。渡辺貞夫さんについてはテレビで何回か、その演奏を観たことがあるが、実際の演奏を聴いたのは初めてであった。音楽のことは、何でも好きであるが、どちらかと言えば、クラッシクやポピュラー、フォークソングあるいは演歌などが好きで、ジャズについては余り興味がなかったが、聴いてみて、渡辺さんのサックスフォーン、フルートを中心として、ピアノ、ドラム、バス、パーカッションから成る演奏の迫力に圧倒された。また、これが音楽の原点だなあと感じた。演奏者5人の内、渡辺さんを含む4人は日本人で、いずれも日本一流のミュージシャンである。演奏者の残りの一人は、パーカションの担当で、セネガルから来日し、現在、日本を舞台に活躍している。
渡辺貞夫氏は、現在、74歳であるが、非常に若々しくエネルギッシュである。演奏の間に見せる笑みは大変親しみを感じさせる。同氏は、日本を代表するトップミュージシャンで、ジャズの枠に留まらない独自のスタイルで世界を舞台に活躍。2005年”愛知万博”では政府出展事業の総合監督を務め、世界中から集まった400人の子供達との、国境や文化を越えた歌とリズムの共演という長年の夢を実現させ、話題を呼んだ。
今回の演奏会はチャリティーコンサートで、収益金は、関西学院難民学生支援奨学金に寄付されるということだ。同氏は、1995年の阪神大震災の時、犠牲者を追悼し、また被災者に元気を取り戻してもらいたい、という趣旨で、それ以降何回も神戸を訪れている。誠に立派な方である。
演奏会のプログラム
の表紙
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