熊野三山・紀伊勝浦に遊ぶ
先日、長い間の念願であった熊野へ家内と一緒に行って来た。
熊野へ行く前日は紀伊勝浦に泊まった。その日はあいにく激しい雨が降り停電のためJR線が遅れた。到着後、紀の松島巡りの遊覧船に乗りクルージングを楽しんだ。雨模様のため景色の方は今ひとつだったが、Dolphin baseではイルカの訓練風景を楽しんだ。
翌日は打って変っての好転だった。写真(1)は朝早く、宿泊したかつうら御苑から熊野方面を撮影したもので、中央の山の中腹辺りに白い一条の線が見えるのが那智の滝である。神武時代以前から、この那智の滝は航路標識の役目を果たして来たという。
また、この近くには捕鯨発祥の地、太地くじら浜公園がある。秦の始皇帝の命を受け、不老長寿の薬を求めてやってきた徐福が当地にとどまり捕鯨を伝えたと言われている。
紀伊勝浦駅を降りると佐藤春夫の詩碑があり、秋刀魚の歌が刻まれている様に、勝浦は漁業が盛んであり、勝浦港は全国有数のマグロの水揚げを誇る。写真(2)は、朝早い魚河岸でマグロが並びセリを待つ風景である。
熊野三山は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社から成るが、写真(3)は熊野本宮大社である。全国3600熊野神社の総本宮だけに厳かな感じがする。明治の大洪水で被害を受け、現在の地に移転されたそうだ。
写真(4)は熊野古道(大門坂)である。ちょっぴり修験者の境地を味わった。
写真(5)は、最も今回の旅で楽しみにしていた那智の滝である。高さ133Mの断崖から落下する水しぶきは雄大であり、神格性を感じさせる。ナイヤガラの滝とは全く別種の神秘性を持つ。大変感激した。
写真(1)
写真(2)
写真(3)
写真(4)
写真(5)
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