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2007年9月

2007年9月30日 (日)

楽天イーグルスの健闘を喜ぶ

プロ野球もいよいよ大詰めを迎えた。
パリーグでは日本ハムが優勝した。今シーズンは、小笠原、新庄などが抜け、戦力が落ちているように思えるが、一時最下位を低迷しながら優勝したのは立派だ。色んなタイプの選手がいて、ヒルマン監督の下で、それぞれがその役目を果たした。機動力の溢れるチームだ。

楽天が念願の最下位脱出を果たした。自分のことのように嬉しい。
2年前の近鉄球団消滅の際、アンフェアなやりとりで、オリックスに主力を奪われ、近鉄からは磯部、岩隈選手などのオリックス行きを拒否した選手だけが加わった。その他は山崎選手のように他球団から解雇されたような選手が集まってできた。

田尾、野村監督の下で選手は育った。来年は打者と投手にもう一人づつ活躍する選手が出てくると優勝も窺える。今から楽しみだ。

今日、山崎選手が43号を打ち、単独ホームラン王を確定した。これも嬉しい。ローズ選手も好きなので彼には気の毒だが、彼は今までに幾つもタイトルを取っているので、今回は山崎選手がタイトルをとったことを許してもらおう。
それにしても、山崎選手のように、その年齢で頑張っている人をみると元気をもらう。

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2007年9月29日 (土)

宮本染工~ のぼり・旗・のれんの職人技~

大阪市生野区に、のぼり・旗・のれん・はっぴなどの職人技を保有し、家族的な雰囲気で、元気に染色加工を営んでおられる㈲宮本染工さんという会社がある。同社は大阪商工会議所の会員である。同社は、文楽、歌舞伎、相撲ののぼりを始めとする各種の染物を製作している。

代表取締役である宮本修氏は、16歳で染物修行を始めた。そして現在に至るまで修氏夫妻と息子さんの浩二氏夫妻の絶妙のチームワークで、長年に亘って、その職人技を守り続けてきた。主な顧客は、昔は個人客が多かったが、近年は建築屋さんとか内装屋さんからの注文が多いそうだ。そのためか手作りの染物の良さが充分理解されずに販売されることが多いと嘆かれている。染物は洗濯しても色が落ちず深みのある色になっていくのが特徴だと言う。

同社の今後の目標は、顧客であるお店や会社にオリジナルなのれんやのぼりを提供し、集客に役立ててもらうこと、又個人客向けとして、家族やペットの写真入り袋物、額、ミニのぼりを提供し楽しんでもろうことだ、という。

そのためには斬新なデザインも必要だということで、デザイン面での研究も行っている。
同社の今後の発展を願う。

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お父さんと
息子さん

Img_0811

染色前の
下絵作成作業

この後、
防染糊加工、着色、
水洗い、仕立て、
アイロン仕上げの
工程を経て製品と
なる。

Img_0821

オリジナルデザイン
のカレンダー

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2007年9月23日 (日)

奥村坩堝製造所~坩堝の老舗~

坩堝とは何か?ウイキペディア百科事典によれば、「固体などを強熱溶解する耐熱性のつぼ状の陶器または陶器製の容器」とある。

奥村坩堝製造所は、大阪市の東成区で、この坩堝を大正3年の創業以来、つくり続けてきた窯業業界の老舗である。かっては、多くの坩堝製造業者があったが、今では全国に3社を残すだけである。同社には長年に亘って大阪商工会議所の会員として大変お世話になっている。
工場を見て回ると同社の歴史の深さがひしひしと伝わってくるのを感じる。職人の技が今日に至るまで生きている。

同社の製品としては、次のようなものがある。
①坩堝:この中に硝子(ガラス)原料を入れて、ガラスを溶融する。主として、坩堝は少量生産用だ。最近、ガラス生産の国外への移転やガラス材料そのものが樹脂や金属に変わることで、坩堝の生産は需要が減少する傾向にある。
②電気炉:最近、硝子工房や陶芸教室が多くなって来たことで、電気炉の製造も始めた。家庭でも楽しんでもらうように粘土や顔料も用意しているという。
③その他、耐火煉瓦や硝子溶融製品なども製造している。

これらの製品の納入先は、北は北海道から南は鹿児島まで全国的だ。長年の製造経験に基づいた同社製品の品質の高さには定評があり、顧客からの信頼は絶大だ。

今後のことになるが、同社では、坩堝の用途開発と新規顧客の開拓に力を入れていく必要性を感じている。そのため、ネットによる取引も伸ばして行きたいということで、現在、ホームページの更新を実施中だ。
また、研究開発にも力を注ぐため若い人の入社を歓迎している。
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㈱奥村坩堝製造所
の玄関

(写真は多田社長)

Img_0792

成型が完了した坩堝
この後、焼成される

Img_0806

工場構内

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2007年9月22日 (土)

難波にて友人と飲む

大阪難波で大学時代に同じボランティア活動をしていた友人である塙平さんと飲みに行った。彼とは時々、難波で会い近況を報告し合っている。

民芸酒房「牧水」は落ち着いた静かな雰囲気であり日本的な風情を感じる店だ。こうした雰囲気の店はゆっくりと、しみじみと話をする時に絶好の場所だ。

牧水を出た後、やはり難波に来たときに時々訪れるスナック「アン・シバタ」さんで昔話をしながら、時々唄を交えて楽しいひと時を過ごした。アン・シバタは塙平さんの馴染みの店でママさんの細かい気配りを感じる良い店だ。
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牧水 Img_0826

アン・シバタ

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2007年9月14日 (金)

企業の社会的責任(CSR)

先日、日本品質管理学会主催のシンポジウム「信頼される企業とは ~コーポレートガバナンスとCSR~」を聴講した。その時の主な内容と感想を述べたい。

◆最近、企業や政治家の不祥事、製品不良に関するニュースが絶え間なく続き、うんざりするほどだ。例えば粉飾・虚偽記載、欠陥商品・製品事故、賞味期限改竄、等である。これらのことは、時代が変わっても大して改善されることがなく、人間社会はあまり進歩しなかったことを示している。人間は神でないのだから、善悪両面を持ち、いくらきれいごとをいっても、自己を取り巻く環境によりいかようにも反応することは避けられないのだ。

◆従って、このような人間のやることを規制するために種々のルールが制定されることは仕方がないのかもしれない。本来ならば余計なルールを作らずに人間の理性に期待すればいいのだが・・・・・・。

◆このような規制のひとつとして、CSR(企業の社会的責任)に関する論議が世界的に進んでいる。主なものは、
①GRI(Global Reporting Initiative):
これは、“環境に責任を持つ経済のための連合”というNPOが企業の持続可能性報告書などのガイドラインを作成しているもので、環境という面のみならず、トリプルボトムラインといって、経済、環境、社会(労働、人権、製造物責任・・・)3面からの取りくみを行っている。

②国連グローバルコンパクト:
1999年、ダボス会議で国連アナン事務総長が提唱。世界の2700社が参加。企業の参加要件は、環境、人権、労働など10原則の支持を約束、実践だ。

③CSRに関するガイドライン規格(ISO26000):
・2008年発効を目標。企業の社会的責任(CSR)だけでなく、組織一般の社会的責任(SR)を対象。
認証規格ではなく、ガイドライン規格であり、従って第三者認証を目的としないのが特徴だ。これは、ISO9001やISO14001の形骸化が叫ばれている。即ち、規格を取得しても、企業の不祥事はなくならない、という反省の上での結果である。私も現状のISOを取り巻く商業主義が横行し、適切な企業の指導が不十分で、経営品質の実体が良くなっていない現状を見ると、この考えに納得がいく。
・このガイドライン作りには、政府、産業界、労働界、消費者、NPO/NGO、専門家などの利害関係者6者が参加しているのも大きな特徴だ。

④CSR調達(労働)に関するSA8000:
SAは“社会説明責任”の略で、国際的な労働市場での基本的な労働者の人権保護に関する規範を定めた規格であり、企業が労働問題に真摯に取り組んでいるかをチェックするものである。

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2007年9月 2日 (日)

世界陸上を観て

◆世界陸上が、大阪長居競技場で行われているが、毎日テレビで観ている。
今日、女子マラソンで土佐選手が3位に入った様子を観ていたが、本当に感動した。40KM付近で一時、5位に下がったが、苦痛を克服しそこから挽回して、中国選手やケニアの選手をかわして、3位に入ったことには頭が下がる。
本当に最後の場面は我を忘れてテレビ画面に釘付けとなった。こういうのが自分の中にある愛国心だと思う。

◆男子400Mリレーでも同じように感動した。4位でメダルを逃したが、1位との差は僅差であった。
また、今回、女子5000M、10000Mで活躍した福士選手は入賞こそしなかったが、10000Mにおいては、靴が脱げても、諦めずに完走し、明るい笑顔を振りまいていた姿には元気をもらった。
20070902

写真は
Yahoo News
より 
(中央が土佐選手)

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プロ野球を観ていて思うこと

◆楽天イーグルズの試合は観ていて面白い。チーム結成後、3年経過した今年、9月2日現在4位西武に半ゲーム差に迫っている。是非、リーグ4位を確保して欲しいものだ。
野村監督の采配の上手さ、再生工場と言われる選手の育成術、フアンサービスなどの球団経営の上手さなど、会社経営に当て嵌めて、参考になることが多い。
今後のことだが、田中、岩隈、一場、朝井等を始めとする先発陣に、リリーフ小山の安定感が加わり、元々打線は、山崎、磯部、高須といった好打者がそろっているので、来シーズンはAクラス入りが期待できると思われるが・・・。
田中投手については、松坂のような強いチームでなく、弱小球団で10勝を達成したところに価値があるように思われる。

◆野球の放映のことだが、大リーグで活躍している選手、その中でもイチロー選手などの特定選手に関しての報道が多すぎる感じがする。もっと日本国内で必死に頑張っている選手のことを多くマスコミは取り上げて欲しいものだ。

例えば、同じ大リーグでも横浜から行った斎藤投手については、その活躍している割にはイチロー選手に比べて報道が少ない。また、国内では、2000本安打を達成した広島の前田選手などの頑張っている人の報道が少ない・・・・このことについては野球評論家の張本さんも言っておられる。日本の野球のレベルもアメリカの野球のレベルと差がなくなって来ており、強いてアメリカの野球を必要以上に報道する必要がないのだと。あまりこのようなことをしていると、マスコミも自分の首を絞めることになるだろう。

◆日本においても、昔はマスコミと言えば、テレビしかなく、巨人戦だけが主に放映されて不公平極まる状態であったが、最近では、パリーグの試合もネットで見れるようになるなど公平になりつつある。そして野球フアンの分散化が見られることは健全な姿であると思う。

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