旭進ガス器製作所~ お好み焼き台のブランドメーカー ~
“お好み焼き” “たこ焼き” と言えば大阪の食の名物だ。「桃太郎」「オモニ」などよく名前を聞く多くの名店が、made in 旭進ガス器製作所の各店専用のお好み焼き台を使用している。
旭進ガス器製作所は製造業の集積地 大阪市生野区にあり、大阪商工会議所の会員だ。昭和初期に道具屋を営んでいた先代社長(現社長の吉村さんのお父さん)が、当時一般に普及し始めたプロパンガスに注目。戦後間もなく、お好み焼き台やたこ焼き器を開発した。これを引き継いだ吉村さんが、規格品に加えて、オーダーメイドに注力し、種々の焼き物器具を開発した。現在、関西でも数少ない焼き物器具の注文品メーカーとして知られている。
現在、仕事の方は、吉村社長を含め4名でやりくりされている。最近、ネットを通じた注文も多い。吉村さんは日頃、「顧客の要望に加え、顧客の隠れた要望を捉えるための創意工夫が大切だ」と言っておられる。焼き物の味や出来は器具に大きく左右される。プロになるほど、焼き加減・火加減など、独自のものを求めてくる。「これらのお客さんの “こだわり” を何とか実現してあげたい。それが職人としての私の “こだわり”だ」とも言われている。このために、工場の隣に、たこ焼き・イカ焼き屋の店をつくり営業している。作り手の立場で、自社のガス器具のテストや改良、新製品開発に取り組むためだ。
今年、9月、岸和田の業者からの注文で、だんじりの形をしたベビーカステラを焼く器具を開発し、岸和田だんじり祭りでデビューさせた。
吉村さんは、困っている人がいれば時間を惜しまず相談にのる人である。現在、地域活性化の色んな集まりに参加し、尽力されている。
★旭進ガス器製作所さんへのお問い合わせは→電話:06-6741-9612まで、
(同社ではホームページの作成を検討中です)
吉村社長
と
吉村(弟)さん
吉村さん
吉村(弟)さん
土橋さん
作業現場
“ガス焼き台
発祥の館”
の看板
| 固定リンク
「1.経営」カテゴリの記事
- 働かせ?法案:高度プロフェショナル制度(2018.06.29)
- 不誠実な政権(2018.05.24)
- “世界で一番貧しい大統領” ホセ・ムヒカ さん →この方と比べると日本の現状は淋しい限りです!(2018.03.03)
- マザーハウス・なんばパークス店訪問(2018.01.25)
- 明石順平著「アベノミクスによろしく」...(2017.12.20)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント