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2007年11月 2日 (金)

旭進ガス器製作所~ お好み焼き台のブランドメーカー ~

“お好み焼き” “たこ焼き” と言えば大阪の食の名物だ。「桃太郎」「オモニ」などよく名前を聞く多くの名店が、made in 旭進ガス器製作所の各店専用のお好み焼き台を使用している。

旭進ガス器製作所は製造業の集積地 大阪市生野区にあり、大阪商工会議所の会員だ。昭和初期に道具屋を営んでいた先代社長(現社長の吉村さんのお父さん)が、当時一般に普及し始めたプロパンガスに注目。戦後間もなく、お好み焼き台やたこ焼き器を開発した。これを引き継いだ吉村さんが、規格品に加えて、オーダーメイドに注力し、種々の焼き物器具を開発した。現在、関西でも数少ない焼き物器具の注文品メーカーとして知られている。

現在、仕事の方は、吉村社長を含め4名でやりくりされている。最近、ネットを通じた注文も多い。吉村さんは日頃、「顧客の要望に加え、顧客の隠れた要望を捉えるための創意工夫が大切だ」と言っておられる。焼き物の味や出来は器具に大きく左右される。プロになるほど、焼き加減・火加減など、独自のものを求めてくる。「これらのお客さんの “こだわり” を何とか実現してあげたい。それが職人としての私の “こだわり”だ」とも言われている。このために、工場の隣に、たこ焼き・イカ焼き屋の店をつくり営業している。作り手の立場で、自社のガス器具のテストや改良、新製品開発に取り組むためだ。

今年、9月、岸和田の業者からの注文で、だんじりの形をしたベビーカステラを焼く器具を開発し、岸和田だんじり祭りでデビューさせた。

吉村さんは、困っている人がいれば時間を惜しまず相談にのる人である。現在、地域活性化の色んな集まりに参加し、尽力されている。

旭進ガス器製作所さんへのお問い合わせは→電話:06-6741-9612まで、
          (同社ではホームページの作成を検討中です)

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吉村社長

吉村(弟)さん

                      

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吉村さん
吉村(弟)さん
土橋さん

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作業現場

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“ガス焼き台
発祥の館”
の看板

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