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2007年12月19日 (水)

関西に多い老舗企業 ~関西企業はもっと自信を持とう!

前回の記事「近江商人に学ぶ」に引き続いて、やはり野村進氏「長寿企業は日本にあり(NHK 知るを楽しむ)」からの内容を紹介しよう。

野村氏によれば、日本は世界的に見て、ずば抜けた老舗大国である。100年程度続いている老舗は1万5千軒、100年以上は3千軒を数える。因みに日本以外では、100年以上続いているのは、中国9軒、インド3軒、統計が異なるが、ドイツでは200年以上が800軒、オランダは200軒である。

製造業に関して言えば、日本においては、創業100年以上の老舗の半数近くが製造業に携わっているとのことだ。

また、日本における老舗の多くは関西を拠点にしている様だ。近年、関東勢に押されがちな関西勢であるが、これらの関西老舗企業の良さを学び、是非とも、もっと元気を出して関東勢を打ち破って欲しいものだ。

関西を拠点とした老舗企業の例を挙げると、
・金剛組(大阪):世界最長寿企業、578年(飛鳥時代創業)。聖徳太子が百済から3人の工匠を招いたそうだが、この中の一人金剛重光が初代社長だ。 ・福田金属箔粉工業:1700年創業(京都) ・西川産業(ふとんの西川):1566年(大阪) ・セロリカNODA:1832年(福岡) ・勇心酒造:1854年(香川) ・林原:1883年(岡山)等である。

野村氏は、なぜ日本には老舗企業が多いか?という疑問に対して、次の理由を挙げている。
①被侵略と内戦の期間が皆無に近かった歴史がある。
②血族よりも継続を重視する価値観が根付いている。
③モノづくりを尊ぶ文化と伝統が存在した。

③について言えば、日本には職人を尊ぶ風土がある。「職人」「職人気質」はむかしながらのほめ言葉だ。中国、韓国、西欧においては、日本に比べれば職人を尊ぶ気風が少ないと言われている。

前回の記事でも触れたが、上記の理由に加えて、老舗企業は近江商人の倫理観「三方よし」を守り、山あり谷ありの経営の試練に堪え、「不義にして富まず」「私欲起こせば家を破壊する」「良品は、声なくして人を呼ぶ」といった家訓に立ち返って、長い風雪に堪えてきたようだ、ということを付け加えておきたい。

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