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2007年12月 2日 (日)

アンコールワット訪問記

2007年11月中旬、カンボジアのアンコールワットを訪れた。ハノイから飛行機でシェムリアップ空港に到着。空港は質素な構えだ。入国審査に異常に長い時間を要した。

アンコールワット遺跡群は想像以上に大規模だ。この遺跡群は、1863年に刊行されたフランスの博物学者アンリ・ムーオの旅行記により西欧人の興味を惹き起こしたという。

これらの遺跡群の中で最も名が知れたアンコールワットは12世紀前半にスールヤヴァルマン2世が、ヴィシュヌ神に捧げるために建立したヒンズー寺院を、後に仏教施設に宗旨替えしたものだ。3重の回廊と5基の塔を持つ壮大な姿は目を見張るものがある。回廊周壁にはスールヤヴァルマン2世率いるクメール軍や天女アプサラを描いた精緻なレリーフが絵巻のようにびっしりと刻み込まれている。十字型回廊の南側には千体仏という仏像があるが、1960年代、多くの仏像はクメール・ルージュ(ポルポト軍)により破壊された。

この近くの柱に江戸時代、父の菩提を弔い、老母の後生を願うためにはるばる肥前の国から来た日本人「森本右大夫」の墨書がある。


タプロム寺院は12世紀に建てられた仏教寺院。巨大なガジュマルの木々に回廊が押しつぶされている様子には長い歴史と長い年月の経過を感じる。

遺跡群に通じる参道で傷痍軍人と思われる人達が楽器の演奏をしており、西欧人の女性が布施をしていたのが印象的だった。


帰国後、2007/12/1の朝日新聞の記事の中で、日本人の遺跡修復工事の現場責任者である三輪悟さん(33)が約10年間、カンボジアに滞在し、現地で感謝されているという記事を読み感激した。彼は現地の女性と結婚しカンボジアに根付いた生活をしている。

彼はアンコールワットが世界遺産になったのは良いが、期を同じくして周辺に豪華な外資系ホテルが乱立し、地下水の汚染や地下水の低下が進行、これが遺跡を蝕む原因となることを憂いていた。また、急激な観光化は素朴で暖かいカンボジアらしさを薄れさせるという危険も感じると言っていた。

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アンコールワット

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日本人「森本右大夫」
の墨書

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タプロム寺院を蝕む
巨大なガジュマル
の木々

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傷痍軍人
に布施する
西欧人女性

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