人を育てることの大切さ
企業にとって何よりも必要なのは、そこで働く人達の人材育成であると思う。モノづくりは人づくりからである。自社で働く人材は、自社で育成することが最も望ましいと言える。
企業には、それぞれの企業文化・企業風土がある。人材の養成が自社ではできないからといって、即戦力として、他社から引き抜いてくるよりは、現在、自社の中にいる人の中に、潜在的な良さを見つけて育成することが大切である。また、他社から引き抜いてきても、それらの人を教育する人がいて、教育することが大切である。
企業における人材養成の必要性は、プロ野球の世界を見ればよく分かる。人材の育成を自分でやったチームが結局、勝利を収めている。
現在の巨人軍は、なぜ同じ失敗を繰り返すのであろう。巨大な資本力を背景に今年もまた、ラミレスやクルーズなどの他チームの主力を入れて補強?した。これでは巨人の若手は可哀想である。自らレギュラーになろとする意欲がなくなってしまう。その上、優勝できるという保障もない? プロ野球においても、市場経済至上主義は上手くいかない。なりふりかまわず自分だけがよければよいという経営思想は破綻を来たす。
即ち、どのような世界でも他人との共存共栄を基本に据えた適度な市場論理と倫理観が望まれる。
ビジョナリーカンパニー(ジェームズ・C・コリンズ他、著)の中でも時代を超えて生きている企業に共通するものは、比較的に「社内の人材を登用し、基本理念を維持する企業である」と言う指摘があるが、肯ける。
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コメント
やっぱり! ここから入るほうが入りやすいです~
先日の堀木さんのトークショーは、素晴らしかったです!
FIのMLに書いてますので関さんに見せてもらって下さい。
奥さんと、ぜひ!
投稿: タケやん | 2008年1月14日 (月) 13時45分