最近のアメリカ大統領選挙の状況
接戦を繰り広げてきたアメリカ大統領選挙は、ここに来て、オバマさんがヒラリーさんをリードしつつある。
私自身、この二人の候補者の政策がほぼ同じであり、どちらが勝利するにしても、ブッシュ現大統領の悪政に終止符を打ってくれるだろうという期待感があるので、どちらも勝たせてあげたい気持ちだ。
オバマさんを押し上げているのは若年層の政治参加だと言われている。2月23日付の朝日新聞の記事によると、ネットを駆使した草の根活動が全米を覆い、20代前半の投票率は各地で急上昇と伝えている:
ある州のある大学では、仲間を集めオバマ応援団を結成。各州出身の学生が友人などの人脈を使い、予備選挙や党員集会が開かれる州を狙い撃ちして支持を広げている。
メンバーの半分はひざの上でパソコンを開く。仲間との情報交換から勧誘まで、日本のミクシィと同様なSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用しているのだという。
オバマさんが若者を巻き込むカギは「参加意識」だという。「ヒラリーの演説は『私に投票すれば全て面倒を見ます』)、オバマの演説は『私に投票して一緒にやろう』と聞こえる」のだそうだ。政策の中身も必要だが、政策実現への「参加」こそ若者達は求めているらしい。
また、年配の民主党支持者は、同党伝統の大きな政府を信奉し、国民全員加入の医療保険制度を主張するクリントン氏に親近感をおぼえるに対し、若者は、米国のイメージを回復させたい、失われた米国の建国理念を取り戻したい、という気持ちでオバマ氏を支持しているのだという。
オバマさんの手法は、企業経営でよく言われる「働く人の参画意識の必要性」と通じるところがあります。
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