NLP的なコーチング
NLPと言っても知らない人が多いと思う。
仲間と一緒に、「組織を活性化させるにはどのようにすればよいか?」という勉強に取り組んでいるが、仲間の一人がある日、「NLPコーチング術 木村佳世子著」という書籍を持ってきて、こんな本が出ている。NLPとは何か? 一度勉強して見ようといういうことになった。
初めて読んだ時はよく分からなかったが、3回程度読んで次第に理解できるようになり、これは仕事や、日常のコミュニケーションにも使えると実感した。
NLP(Neuro Linguistic Programming:直訳すれば神経言語プログラミング)とは、コミュニケーションをする際、言語や非言語(身振りや表情)をどのように使っているかを、心理学、言語学の側面から解析・体系化し、我々誰もが応用できるモデルとして確立したものである。
NLPの良いところは、人間を肯定的存在と捉えていることだ。そして、「こうありたい」という目標=夢を描かせ、最初は漠然とした目標を様々な質問により具体化していく。そして次第に実行可能な目標に落とし込み、最後に、目標が達成できた状態を五感でリアルに想像させ、「できる」「やれる」という確信を持たせる、というものだ。
これだけでは何のことだかよく分からないと思うが、NLPの技法のひとつに、相手とペースを合わせることから相手の人生観の理解が始まる、というペーシングという技法があることを紹介する。
私達は五感(特に視覚、聴覚、身体感覚)で理解の処理をするので、相手の身体の使い方を真似することにより、相手の潜在意識に、「合っている」と働きかけ、「安心できる」とか「理解されている」という信頼感を与える。即ち、相手は「息が合う」「波長が合う」と感じ、コミュニケーションが円滑になるというものだ。
ペーシングの対象としては、表情、姿勢、動作、話し方、話の内容、感情、などがある。
NLP的なコーチングは、企業における種々の改善や個人の目標達成のための手法として利用価値があるものと思われる。
興味のある人は、上記の書籍を読まれることをお勧めする。
| 固定リンク
「1.経営」カテゴリの記事
- 働かせ?法案:高度プロフェショナル制度(2018.06.29)
- 不誠実な政権(2018.05.24)
- “世界で一番貧しい大統領” ホセ・ムヒカ さん →この方と比べると日本の現状は淋しい限りです!(2018.03.03)
- マザーハウス・なんばパークス店訪問(2018.01.25)
- 明石順平著「アベノミクスによろしく」...(2017.12.20)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
八木さん、はじめまして、木村佳世子@Coaching+netです。
このたびは、ブログで私どもの著書をご紹介いただき、ありがとうございます。
3回も読んでくださったとのこと、心から感謝いたします。ちなみに2冊目のこの「図解NLPコーチング術」は、出版社のもっと簡単に!を意識してもどうも自分の濃い~ところを出さずには居られなかったのが正直なところです。
そのため、ちょっと複雑系のところも。
中身が濃いから図解でも読み応えがあるという評も、プラスの意味?で解釈しつつ、3回読んでくださる方が居てよかったと思いました(笑)。
ちなみに、シリーズ第1作目の「図解NLPコミュニケーション術」は、もっと簡単にはなっております。が、それでも中身は多すぎると出版社の担当者談です・・・。
もしよろしければ、そちらも手にとってみてやってください!
NLPはコミュニケーションといっても自分自身の脳みそのプログラミングをもっとも扱うもので、言うなれば自分とのコミュニケーションがどのように成立しているか!?にまず大きな認識と、学びがありますよ!そして、人との関係性、世界観が変わるというものです。
楽しんで、マネジメント、コミュニケーションに限らず使っていただきたいものです!
ながながと失礼しました!
投稿: 木村佳世子 | 2008年2月11日 (月) 03時59分
ご親切なコメントありがとうございます。
今後、木村さんの言われていることを少しでも実行して
いきたいと思います。
投稿: 八木 | 2008年2月11日 (月) 12時34分