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2008年2月15日 (金)

紀行(足立美術館)

2月某日

足立美術館は、世界的にも名高い美術館だ。
安来節で知られる安来市の南郊に建つ。

横山大観のコレクションと日本庭園で名高い。なぜこのような片田舎にあるのかと思ったら、創設者の故足立全康氏が郷里への恩返しにと長年集めてきた美術品をもとに昭和
45年に開館したという。

足立氏は、植栽の松や石を全国を回って自分の眼と足で蒐集した。また、幼少の頃から絵が好きだった彼は、終戦後、心斎橋の焼跡バラックで大観の「蓬莱山」が8万円で売られていたのを見て感動、しかし当時、そのような大金がなく買うのを断念、この時から蒐集意欲が勃然として湧き起こったという。

そして91歳で亡くなるまでの生涯を、庭づくりのための蒐集と絵画蒐集に注いだ。因みに、米国の日本庭園専門誌「Journal of Japanese Garden」は2003年から2007年にかけて庭園ランキングを発表し、足立美術館の庭を日本一に認定している。

印象に残ったものは数多いが、特に印象に残ったものを下記に記す。


 ◆庭園

   ◇枯山水庭園
     ◇白砂青松庭園

 ◆絵画

◇横山大観:

 「春風秋雨」:桜が儚く散る春の風景と紅葉が秋雨に激しく
            打たれる光景
を武士の人生に例えて描いたと、

                 言われている。

   ◇勝田哲:
    「夕べ」:   
夏の夕べ、縁側で化粧をする女性を描いている。 

           淡い素朴な色調が美しい。

        
足立美術館には、多くのスタッフがいて、毎朝、枯山水庭の砂掃き、一年に10回の木々の剪定、芝の刈り込み、などを行っている。

お客さんに満足してもらうために細心な維持管理を行っていることが窺いしれた。

JR安来駅は安来節や足立美術館、清水寺、等の誇るべき文化財を持ちながら、これらが充分宣伝されていず、淋しさを感じさせる駅だった。地域を活性化する工夫に欠けているようだ。

  注:絵画は、インターネットの画像を流用

Simg_1428

枯山水庭園

Photo

横山大観
「春風秋雨」

左:紅葉
右:桜

Photo_2

勝田哲:
「夕べ」

Simg_1437_2

白砂青松庭園

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コメント

 司馬遼太郎氏ご推薦の和鋼博物館、古代出雲王陵の丘、伊邪那美大神の神陵地など、スサノオの命が「安来」と名づけたことと深いつながりがある神話の里でもありますね。一度いってみたいと思います。

投稿: アドレナリン | 2008年7月21日 (月) 13時24分

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