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2008年3月 7日 (金)

東京都と読売巨人軍

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考えてみると、東京都というのは、プロ野球に例えると、読売巨人軍のような存在である。

地方の球団が手塩にかけて育てたスター選手を、何の遠慮もなく奪っていく。また、それらの選手も巨人への憧れから、それに応じている場合が多い。

ところが、野球の場合は、それでもスター選手を集めただけで優勝するとは限らない、いやむしろかえってチーム力が低下することが多い、からいいものの、経済の場合は、そうではない。

スター企業が集まれば集まるだけ、東京都(あるいは首都圏といってもよい)は潤う。このように東京経済だけが活気づかせることは問題だ。地方は益々疲弊する。

石原知事が反対したが、東京都の法人税を地方に回すといった考えも、このように考えれば当たり前のように感じる。

東京への企業進出に歯止めをかけ、地方経済を維持する仕組みを政治家の方で考えて欲しいものだ。しかし、このようなことを考えて実行する政治家がいないということが、今の日本にとって問題なのだ。

八木芳昭:
 八木経営システム研究所
   
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