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2008年6月29日 (日)

将来も生き続けるP.F.ドラッカーの経営哲学(その1)

◆ビジネス界に多大な影響を残した思想家として知られるP.F.ドラッカー氏は平成17年11月に逝去された。享年96歳であった。

東西冷戦の終結、今日の転換期、バブルの発生と崩壊、少子高齢化の到来、イノベーションと起業家精神の復活などを、いち早く知らせるとともに、分権化、目標管理、

経営戦略、民営化、顧客第一、情報化、ベンチマーキング、コア・コンピタンス、など主なマネジメントの理念は、全てドラッカー氏が生み出し、発展させて来た。

同氏の著作の情報源は、豊富な職業経験と現場の最先端の人達との交流にある。すなわち、ドラッガー氏はいわゆる学者ではない、実務者といってもよいくらいだ。

「経営の神様」という表現を嫌い、自ら「社会生態学者」という呼称を好んだ。同氏の話には、経営の話だけでなく、社会一般の話が数多く登場する。

多くの経済学者の将来予想はあまり当たらないが、ドラッガー氏の将来予想は、殆ど当たる。これも豊富な職業経験に基づく実務者としての素養が大きく影響しているのであろう。

◆そのようなドラッガー氏の著作は数多い。その中で何を読めば、社会生態学者としての同氏の考えが理解でき、かつ経営に役立たせることができるか?

ドラッガー氏の著作の多くの翻訳を担当されている上田淳生さんは次のように述べている。

経営を学ぶために必ず読まなければならない本を一冊挙げるならば、「現代の経営」である。経営学の最高の古典であり、経営の原点、経営の常識である。基本に返って、骨太の元気にあふれた経済を構築するための原点でもある。しかも古典の常として面白い。

◆先日、「組織の活性化」に関する仲間の勉強会があり、私が発表する当番であった。何を発表しようかと考えたが、思いついたのが同氏の「現代の経営」である。

今まで、経営に関する本を沢山読んできたが、久しぶりに復習の意味で、ドラッガー氏の著作を読んでみようと思った。

つづきは(その2)に記載します。

by yagiyoshiakihttp://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

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