ある小売商店さんとの雑談
空き店舗が散在し、人通りが少ない閑散とした商店街が各地に見られるようになってから久しい。しかし、商店街の中には、空き店舗などは1軒もなく、各店舗が協力して元気にやっている商店街もある。大切なのは行政に頼らず、自ら現状を克服していこうとする前向きな姿勢だ。
◆数日前、散歩用のトレーニングウエアを買うため、近くの箕面サンプラザというところにあるD店(スポーツ店)へ行った。箕面サンプラザは箕面市が運営しているのだが、今から20数年前に開店した当時は活況を呈していた。
しかし最近は箕面駅前という立地条件が良い場所にあるにもかかわらず、買い物客は少ない。私など時々、散歩の途中に立ち寄ったりするが、人が少ないので気の毒な気がする。
D店の店主さんに店の状況を聞くと、儲かっているわけではないが、何とかやっているという。そのわけを聞くと、以前はスポーツ用品全般を扱っていたが、最近はホームページを立ち上げて、取り扱う商品を野球とアメリカンフットボールの用品に重点を置いているという。
そんなわけで、野球とアメリカンフットボールについては、色んな商品を取り揃えているということで、その専門性が評判を呼び、なじみ客が結構多いという。また、今後のことについては、行政は箱物をつくることはするが、やはり商売の経験がないことでソフト面での発想が乏しい。だから、若い店舗経営者が集まり、自分達の力で現状を打開していこうということで話を進めていると言っていた。やはり、それぞれうまくやっているところは工夫をしているのだ。
◆これも、自ら現状を打開していこうとしている店の例である。
先日、私のホームページを見たからといって、家庭電化製品のチェーン店を経営している某社から電話を頂いた。コンサルテーションをしてくれないかという打診だった。
ホームページを見ると、小さな会社であるが、大手の量販店に対抗して独特の経営スタイルで頑張っておられる様子が窺える。
組織を更に活性化させ会社を発展させるために外部コンサルの力を借りたいということだ。近くテレビ番組でも同社の活躍振りが放映されるという。是非観て見たい。
ところで、本件、コンサルを引き受けるかどうか、何社かに声をかけているとのことであるが、興味があるので仲間と一緒に検討したいと思っている。
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