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2008年9月 4日 (木)

地域の活性化について

私は、先月8月の始めから、大阪府の仕事として、財団法人・大阪産業振興機構で地域活性化コーディネーターという役目をさせて頂いている。

大阪府の中小企業支援対策として、おおさか地域創造ファンドというのがある。今年度は、橋本府政による予算再編成により公募時期が遅れたので8月の始めから終わりにかけて、その選定作業があった。私は、オブザーバーとして大阪府下の幾つかの地域の選定作業に参加する機会があった。

因みに、このファンドは、技術や人材、歴史、伝統など、地域の資源を活用した新しい事業で、地域の中小企業に広く波及効果を与えるなど、地域活性化に資する事業に対し支援するものである。

応募企業は、モノを製造する企業、街の賑わいを創出する企業、農業に関連した企業、環境保護に寄与する企業、観光やレジャーを創出するサービス業、等々、様々であり、世の中には新しい事業を立ち上げようと努力されている多くの企業や個人の方がいて、日本における起業が依然、健在であることを認識した。

応募企業の多くは、モノを製造する企業であったが、今回出席して目についたのは、農業に関連したビジネス案件も多くあるということであった。

例えば、ある出版社に勤められている女性の方による「食育塾」設立というのがあった。
これは、農村の近郊都市に住む若い世代の子育て中の母親を対象として、
昔の母親が担った役割を担う機関として、農地と民家を利用し農業体験と調理実習・講習会を行い、食に関する知識を習得し、自らの食を自分で選択する判断力を身に付けてもらうための塾を作ろうというもの。食の安全や食料の自給率向上が叫ばれている世の中でタイムリーな試みであると思った。

また、栗の栽培において、摘果といい、果実の数を制限することにより、一つづつの栗の果実に多くの栄養が行き届くようにしているが、この時摘果された栗は、従来は廃棄処分されているが、既存の粉末技術を使って有効に利用しようとしている企業もあった。

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ところで、徳島県に上勝町という小さな村がある。村の半数近くは65歳以上のお年寄りだ。以前はミカンの栽培が行われていたが、災害により壊滅的な打撃を受け、村の産業は行き詰った。

ここに一人の外部からの起業家精神を持った横石さんという方が現れ、山にある木の葉を、東京などの高級料亭に、日本料理の「つまもの(飾り)」として商品化し、販売するビジネスを10年以上の歳月をかけて開拓したという。

他にも横石さんが展開する事業は多くあるらしいが、この木の葉ビジネスだけでも年商3億円近くになるという。まさに、地域活性化の模範的は事業とも言える。
雑誌や新聞で度々紹介されている。

上勝町の木の葉ビジネスについては→ ㈱いろどり(彩)を参照下さい。
同社が出荷する様々な「木の葉」商品が見られて面白い。

by yagiyoshiakihttp://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

下記は同社の紅葉の”つまもの”
Akamomi_2

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