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2009年2月 4日 (水)

20年後の企業地図は変わるであろう

不況のあおりを受けて、企業による非正規社員の解雇や正社員の解雇が続いている。それも大企業によるものが多い、パナソニック、ソニー、トヨタ、キャノン・・・・等々。

万策尽きて、このような解雇という最後の手段を行使しているのであろうか。今回の不況が起こるまで溜め込んだ内部留保はどこに行ったのであろう。リストラとか解雇という手段は、無能な経営者がとる常套手段である。若しもこのような手段をとるのであれば、財務状況を従業員に開示して、やむを得ない事態であることを説明する必要があるのではないかと思う。

人を大切にすることを社是に掲げてきたパナソニックやソニーの創業者の想いは、現代の経営者によって踏みにじられたといってもよい。サラリーマン社長であるが故に、一時的にこの局面を切り抜けられれば自分の地位は安泰だと思っているのかもしれない。

一方、中小企業の中には、全員の雇用を守るためにワークシェリングなどの工夫をして、必死に頑張っているところがあると聞く。

会社を支えるのは人である。人を物のように切り捨てる経営者の態度は、社員の信頼感を失い、モチベーションの低下につながる。モノづくりにおいてはモノづくりの心の断絶が生じ、企業は衰退に向う。

20、30年後、このような大企業の中には衰退し、その地位が現在、中小企業である小さな会社にとって代わられるところが出てくるかもしれない。

by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

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