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2009年3月

2009年3月20日 (金)

ローマ人の物語・ユリウス・カエサル 

私はこのところ、仕事の往復の電車の中でかばんに忍ばせてある塩野七生さんの単行本、「ローマ人の物語 ユリウス・カエサル」を読むのが楽しみだ。

この物語「ユリウス・カエサル」(我々の時代は学校で、ジュリアス・シーザーと習った)はルビコン以前とルビコン以後に分けられ、それぞれ3冊で全部で6冊ある。今、ルビコン以後を読み始めたところだ。

有名な言葉、「賽(さい)は投げられた!」を発し、民衆派と元老院派の争いの中で、民衆派であるカエサルがガイア戦役を終え、保守派の元老院最終勧告を無視し、国賊と呼ばれるのを覚悟で、自軍とともにルビコン川を越える。

ルビコン川とは、当時のローマとローマ属州との境界線である。当時のローマの国法では、属州勤務を終えてローマに帰る時は、ルビコン川を越える前に軍隊を解体しなければならなかった。この法をカエサルは敢えて破ったのだ。

そしてポンペイウスとの長期に亘る戦いが始まったところを読んでいる。クレオパトラとの出会いは、もう少し後の方だ。

このような物語を読むと、現代政治における、政党間の争いが重なり合って見え、大変興味深い。

塩野七生氏はユリウス・カエサルを大変好意的に捉えている。民衆派と元老院派との争いの中で、私利私欲を抑え民衆派に組し、最終的には強大な権力を手中にして、帝政を樹立した直後、ブルータス等に暗殺されるが・・・・・

カエサルは、随分野蛮な殺戮も行ったが、ガリア戦役などでは敵軍に対しある種の寛容も持ち合わせていたらしいことがわかる。そしてヨーロッパに多大なローマ的文化の痕跡を残した。何しろ壮大なドラマだ。

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2009年3月15日 (日)

経済学者・中谷巌氏「転向」の波紋

現在の内外の経済不況を憂慮し、市場経済至上主義の行き過ぎを批判した書籍「資本主義はなぜ自壊したのか」を発表した中谷巌氏のことについては、前回のブログで紹介し、同氏の主張に共感を覚えたことを述べた。

同書は昨年末発売され、経済書では異例の13万部の部数に達し、ベストセラーを更新中とのことだ。

新聞報道によると今、同氏の著作が経済学者らの間で賛否両論の波紋を広げているという。「日本人の気質に合った日本にふさわしい経済構造の構築を訴えかけている」と好意的に論評している人もあれば、「経済学者ならば、経済学的知見をもって語るべきだと」と中谷氏が欧米の一神教思想との比較論などを持ち出して説明している手法を批判している人もいる。

これに対して、中谷氏は人間は成長と共に意見を変えるものではないか。間違っていたことは率直に認めて改めるべきだ、と言われている。

私もその通りだと思う。そもそも人間の思想などというものは、あらゆる思想を知り尽くした上で選択したものではないわけである。その人が生きていた環境が、たまたまある思想を持っていた人が多い環境であったから、その影響を受けたというようなことが多い。

また、経済学者が経済とは異なった知見を基に説明するということは、何もおかしなことではない。社会的、歴史的、宗教的、等の知見も取り入れて経済を語るべきであろう。経済学と言う狭い領域に閉じこもっているから、金融工学とかいう様なうさんくさいものに感化され、世の中を混乱させる者が出てくるのだと思う。

”過ちては改むるに憚ること勿れ” である。間違ったことは無理に固執することなく、正直に反省することが人間の道である。

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2009年3月14日 (土)

農業のことでタクシー運転手さんから聞いた話

先日、セミナーの講師の仕事を終えて自宅に帰る途中、タクシーに乗った。雨が降っていた。乗車してからお互いに何も話さなかったが、暫くしてから運転手さんから話しかけてきた。

最近、この頃、雨がよく降りますね。野菜を作っているんですが、種を蒔くタイミングが難しく困っているんですよ。

黙って聞いていた私は、肯いて、野菜を作っているんですか? 趣味でやっているんですか?と聞いた。

いいえ、タクシーの運転をしながら、これだけでは足らないので、農業を始めたのですよ。兵庫県の田舎に土地を買って、そこで家内と野菜を作ることにしたんですよ。たいした額にはなりませんが、年金と合わせて何とかやっていけそうで・・・、 個人タクシーなので、適当にタクシーで稼ぎ、週末は農業をやることにしました。

野菜は売れるのですか?と質問すると、みちの駅とかで買ってくれるんですよ。米も作るんですか?という質問に対して、米は作っても安すぎて・・・・

将来的には、近所の農家が無料で土地を貸してくれるので、もっと野菜栽培の範囲を拡大する予定だという。農家の方は、荒地にしておくよりもこの方が農地として維持できるからいいのだという。

このような会話を通じて、運転手さんも生活のために必死に頑張っているんだなあ、という様子が伝わって来た。また農業行政の曖昧さを感じた。

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農商工連携マッチング

最近、コーディネーターとして幾度か参加している大阪府異業種グループ交流促進協議会が行う事業化交流マッチングが3月10日に開催され、今回もコーディネーターとして参加した。今回の主催は国の機関である中小企業基盤整備機構近畿支部の主催であった。

今回は「農商工連携マッチング」ということで農林漁業者と中小企業者との連携に関心がある者が参加。次の様な農林漁業における多方面の方がプレゼンテーターとして参加した。

品物が凍る時、氷の粒をできるだけ大きくしないようにして、そのままの状態で凍結させ、品物の細胞破壊を防ぐフリーザーを製造する企業、釜を使用せず蒸気を活用した省エネ炊飯を製造する企業、植物種子を特殊な条件下で発芽させる技術を保有する企業、草津市の花「青花」に食後の血糖値上昇を抑える有効成分が含有されていることことに注目し、それを用いた商品化に取り組む企業、トラフグの養殖に取り組む近畿大学水産研究所、接木苗の生産システムの自動化・ロボット化に取り組む大阪府立大、食育に関する事業や情報提供を行う協会、野菜や果実の未利用部分(廃棄処分品)も有効利用を開発している企業、等

発表される内容は全て初めて聴くことばかりで、大変興味深かった。

私がコーディネーターを担当したグループの発表者はエーエスシステム㈱で、同社は創業は昭和63年、創業以来、各種の自動化機械を製造してきたが、5年前に蒸気に詳しい「蒸気博士」という方との出会いから現在の主力製品である連続蒸気炊飯器を開発したとのことである。そしてまだ売り出したばかりであるが、かなり安定した顧客を抱えておられる様である。

社長の佐古氏はまだ40歳を超えたばかりの若さで、彼よりも若い8名の社員と共に頑張っておられる。同社のご発展を祈願したい。

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エーエスシステム㈱
によるプレゼンテーション

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製造業のためのマーケティングセミナー

昨日、東大阪にあるクリエイション・コア東大阪で、「製造業におけるマーケティング」というテーマで講演を行った。主催は、NPO法人・プラスチック人材アタッセ というNPO法人である。

大阪商工会議所や中小企業支援センターでの経営相談での経験から、中小製造業者の方は、モノを作ることについてはかなり自信を持っておられるが、モノを売る段階で、どこにどのように売ったらよいかわからないという人が多い。

このような悩みを聞いていたので、一度、中小製造業という分野のマーケティングについて自分なりにアドバイスできるように勉強しようと思い、少し以前から、上手く販路を見つけて成功している企業の方の話を聞いたり、取材をしたりして調査していた。そして、この結果を、一度披露したいと思っていたところ、このNPO法人さんからのセミナー依頼があったもの。

モノをつくる時点から、市場細分化、ターゲティング、ポジショニングの考え方を意識して行うこと、中小企業としてのマーケティングミックス4Pの適応の仕方、などをわかりやすく説明できたと思う。今後も機会があれば同様な講演で中小製造業の方のお役に立ちたいと思っている。

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ところで、最近の不況を反映してセミナー参加者もかなり減少していると聞く。
幸いに私のセミナーの場合は、まずまずの参加者があったが・・・・
2月に行った中部産業連盟主催で行った「”見える化”による現場改善の進めかた」には多くの方の参加を頂いた。ただ、テーマの関係から中堅規模の会社が多かった。

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