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2009年3月15日 (日)

経済学者・中谷巌氏「転向」の波紋

現在の内外の経済不況を憂慮し、市場経済至上主義の行き過ぎを批判した書籍「資本主義はなぜ自壊したのか」を発表した中谷巌氏のことについては、前回のブログで紹介し、同氏の主張に共感を覚えたことを述べた。

同書は昨年末発売され、経済書では異例の13万部の部数に達し、ベストセラーを更新中とのことだ。

新聞報道によると今、同氏の著作が経済学者らの間で賛否両論の波紋を広げているという。「日本人の気質に合った日本にふさわしい経済構造の構築を訴えかけている」と好意的に論評している人もあれば、「経済学者ならば、経済学的知見をもって語るべきだと」と中谷氏が欧米の一神教思想との比較論などを持ち出して説明している手法を批判している人もいる。

これに対して、中谷氏は人間は成長と共に意見を変えるものではないか。間違っていたことは率直に認めて改めるべきだ、と言われている。

私もその通りだと思う。そもそも人間の思想などというものは、あらゆる思想を知り尽くした上で選択したものではないわけである。その人が生きていた環境が、たまたまある思想を持っていた人が多い環境であったから、その影響を受けたというようなことが多い。

また、経済学者が経済とは異なった知見を基に説明するということは、何もおかしなことではない。社会的、歴史的、宗教的、等の知見も取り入れて経済を語るべきであろう。経済学と言う狭い領域に閉じこもっているから、金融工学とかいう様なうさんくさいものに感化され、世の中を混乱させる者が出てくるのだと思う。

”過ちては改むるに憚ること勿れ” である。間違ったことは無理に固執することなく、正直に反省することが人間の道である。

by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

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