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2009年4月 3日 (金)

人を考課するむつかしさ

企業における人事評価制度において、人が他人を評価する難しさについては管理者の皆様はよく実感されていると思う。

私も会社に勤めていた時、管理職として部下を評価することの困難さを味わったものである。また同僚の管理職が、自分のことを棚上げして、感情的に、自分の趣味を全面に出して随分恣意的に部下を評価している現実を見てきた。

先日、仲間同士の研究集団であるSAVS支援センターの会合で、H氏が発表された「やさしい考課制度の作り方」は、同氏の中小企業支援の豊富な経験に基づいて考え抜かれた独創的なものであり共感を覚えた。

同氏によれば、人事考課を難しくしているのは、「能力考課」とその「考課基準」であり、「能力」よりも「働き」をストレートに評価できる方法がよい、と提唱されている。

そして、中小企業においては、「やさしい、なっとくの考課」が相応しいのではないかと、すなわち結局は感情の問題があるので、被評価者が「自分で判断」する方法が良く、当人が約束した「働き」を評価の対象にすればよいということである。

具体的には、「能力考課」を廃して、「業績考課」を採用すること。その内訳は、成績評価とプロセス考課より構成されている。そして、これは絶対評価であるから、当然ながら部門間調整は行わない。プロセス考課とは、業績に至るプロセスはどうであったか、を問うもので、責任性や協調性などを含む。

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この世の中、行き過ぎた成果主義が横行し、そのために社内がぎすぎすした雰囲気になり問題となった企業や問題となっている企業も多いと思うが、日本的経営の良さである協働意識を再度見つめなおすという観点から、この考課制度は一考の余地があると思うものである。

by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

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