驕れるものは久しからず
今日の衆議院選挙投票日を前にして、民主党が圧倒的に勝利するだろうと報じられている。自民党の大敗は、まさに驕れるもの久しからずといった感じがする。一度、政権交代により、民主党を主体とした政権により、閉塞した世の中の悪い動きを断ち切ってもらいたいものだ。
戦後の政治を担ってきた自民党政権は、初期の頃は敗戦後の廃墟からこの国を建て直し、それなりに日本の発展に尽くして来たかもしれない。しかし、その後、長期安定政権の上に胡坐をかき、特に最近は、日本の将来への展望を描こうとする意欲に欠け、短期的な自己保身にうつつをぬかし、雇用、医療、介護、教育、社会福祉、など、どれを見ても、惨憺たる状態にしてしまった。行政のムダも多い。ムダな外部機関をつくり、天下りを容認し、我々から集めた税金をゴミ箱に捨て去った。我々選挙民にもこのような政党を政権党に選んだ責任がある。
さて、今日の投票のことであるが、私は既に投票を済ませた。どうせ一人くらい投票しても世の中は変わらないと思わずに、特に若い方は選挙に行くべきである。一人ひとりの投票は確実に世の中を変える。どこに投票するかは個人の自由であるが、今の世の中をこのようにしたのは誰かを考えて見れば、自ずと投票先は決まる。
もっとも私も民主党が全て良いとは思わない。O氏による院政的な影響力を排除し、より民主的な体制に脱皮すればもっと良くなるであろう。またH県において他党の似非改革主義者としか思われない人物を推薦したりして、理解に苦しむところもある。しかしそのようなことは抜きにして、全体としては大きな問題ではない。今後の政治を、民主党、社民党、国民新党による連立政権に委ね、長期的な観点で日本の将来を考えて欲しいものだ。
たいものだ。
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