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2009年9月28日 (月)

企業再生と国の再生

先日、企業の経営相談の仕事をしている仲間であるAさんとお酒を飲みながら話をしていると、企業再生というのは、成功する確率というのは10%程度か、それ以下だという。Aさんは、税理士でもあるが、企業再生の専門家である。現在、公認会計士の方と一緒に銀行からの依頼で、幾つかの企業再生の仕事をされている。Aさんと、立ち直れる企業とは?に関して話をしていて時間の経つのも忘れた。

Aさんと合意に至ったのは、やはり立ち直れる企業というのは、まず第1に、核となる技術やノウハウがあり、それを支える“やる気”のある人材が存在すること、第2に企業の理念がしっかりとしていること、である。企業の理念は中小企業であれば経営者が持つ理念とも言える。これらが欠如しておれば致命的であり、幾ら再生のためにお金を投入しても無駄であるということだ。このことについては“言わずもがな”と言われる内容であるが、実際にはこれらが揃っている企業は意外と少ない。財務上、経営がうまくいっていると思われる大企業でも然りである。

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政治の世界では民主党政権による日本国の再生が始まっている。この10数年間に自民党政権によってもたらされた潤いのない社会、市場原理主義の行き過ぎによってもたらされた絆のない、連帯感のない社会を何とか回復させて欲しいものだ。

企業再生に例えた場合、日本は有史以来、緻密なものづくりの精神や自然と協調し、自然を愛する民族として、自らはそれらを意識しないが、世界的に見れば、他国が模倣できない核となる技術やノウハウ、感性、などを保有して来た。中国やインドの台頭が最近、盛んに協調されているが、何も大きいことが全てよいことではない。日本としては、小さくても威光を放つ小さなダイヤモンドの様な存在でもいいわけである。このような潜在的な能力を我々は持っているのだ。

一方、企業理念に喩えられる国家としての理念は、経済は一流だが政治は3流といわれる様に、誠に淋しく思われる程度のものしか保有していない。国家としての理念は、政治家の理念と言っても同じだ。世界の中で、特に目立たなくてもよい。国が進むべきビジョンを描き、国民が普通の生活を享受でき、かつ世界に対しても何らかの貢献(例:環境保護技術などの提供)をできるような国にして欲しいものだ。我が国の再生は民主党政権の双肩にかかっている。

by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

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