酒田市からの講演依頼・酒田市に関する余談話
10月末、山形県酒田市商工観光部から講演依頼のメールを頂いた。ホームページなどを見て、私が適任だろうということで講演依頼のメールをお送り頂いたとのこと。早速、こちらからお電話を差し上げ、内容とか日程とかについて確認後、講演の企画書をお送りしてあったが、先日、開催が決定しましたとの連絡を頂いた。
日程は1月末、講演内容は『非製造業・製造業ともに役立つ「ものづくりにおけるマーケティングと新製品開発について考える」 ~売れるものをつくるには、今後、マーケティングを重視する考え方が大切だ~ 』ということに決まった。
酒田市にも中小企業が多く、それぞれ悩みを抱えておられるということであるので、少しでも地域の活性化のお役に立つことができればと思っている。今から、講演の準備だ。このような機会を頂いた酒田市に感謝。
余談であるが、酒田市といえば、日本三大急流のひとつ最上川が日本海に注ぐところだ。天下に聞こえた庄内米と紅花の集散地で、江戸時代から、海路、京大阪とを結ぶ北前船による貿易で栄えた。このあたりの様子は司馬遼太郎作の「菜の花の沖」にも描かれている。
また、偶然にも最近観た映画「おくりびと」のロケが行われた地である。映画での酒田市の情景が思い起こされた。 この映画は、2008年アカデミー賞外国語映画賞を始めとして数々の賞を受賞した。監督は津田洋二郎。本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子、吉行和子さん等の素晴らしい演技力が強く印象に残る映画であった。
元々は青木新門著「納棺夫日記」が原案であったが、本木さんと著者との話し合いの中で、原作とは別名の「おくりびと」で映画化されることとなり、ロケ地も原作の富山県から、ロケにより好適であるとのことで、山形県の酒田市が選ばれたとのことである。
更には、これも最近朝日新聞に掲載されていた岸洋子さんのことについても触れずにはいられない。それによると、彼女は酒田市生まれだそうだ。17年前にお亡くなりになったので若い方には知らない人も多いと思うが、東京オリンピックの頃、彼女の歌「夜明けのうた」が流行った。この歌はレコード大賞歌唱賞を受賞。一躍彼女の名が知られるようになった。今でも私の好きな歌だ。
・・・・・夜明けのうたよ あたしの心の きのうの悲しみ 伝えておくれ・・・・・・
その後も「恋心」「希望」などの歌を世に出した。朝日新聞の記事によると、彼女は、故郷の自然を抜きに、私は存在しない、と述べ、心臓神経症?という難病を抱えながら、歌に生涯をかけ、求道者のように歌ったと、コメントされているが、今から思えばそのような歌い方だったなあ、と思い出される。
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コメント
十年ぐらい昔に、思いつきで東北方面をドライブし、なんの予備知識もなしに山居倉庫を見て、私からすれば最果ての地にこんな文化や人の暮らしがあるのかと感動した覚えがあります。
予備知識を得てから行く方法もありますが、それだとどうしても感動がうすまります。取材者として感度の高い私(笑)には予備知識は邪魔になる場合もあります。知らなくて行った方がよかったと思っています。
関東とか首都圏に住んでいる人間の大半は、山形のことなんて私より知らないんじゃないでしょうか。
投稿: 追撃コラム | 2009年11月10日 (火) 13時23分
予備知識なしで行った方が、バイアスがかからなくて、また追撃コラムさんが言われるように感動が強くなって良いかも知れませんね。とにかく、酒田という都市は、経済都市として、文化的な都市としても、色んな面からの情報を得ているので、訪問が楽しみです。 八木
投稿: やぎ | 2009年11月10日 (火) 16時06分