鮮魚の達人
マグロの減少など、漁業資源の枯渇化が将来的に危惧されている今日、マグロや鯛など、高級魚と言われる魚の蔭で、陸揚げされても売れない、ひどい場合は捨て去られたりする“かわいそうな魚”が沢山存在する。
TV番組「ソロモン流」で紹介されたのは、そのような“かわいそうな魚”の価値を原点に戻って考え直す活動をされている人である。山根博信さん。和歌山県の中卸業「山根商店」の4代目である。現在、市場の中卸ばかりでなく、2005年には同氏が立ち上げた「鮮魚の達人協会」の活動に忙しい。「鮮魚の達人」とは、この協会が認定した魚のエキスパートを意味する。このような鮮魚の達人のネットワークがあり、全国のおいしい魚を届けて頂ける。
そのホームページはここをクリック。
例えば、ズワイガニ(松葉ガニ)に比べて、境港で水 揚げされる紅ズワイガニは、深いところで棲息しているがゆえに、松葉ガニに比べ、水っぽい、中身が少ない、泥っぽい、などの理由で価格は安く、しかも余り流通しないという。そこで水揚げ後の扱い方を工夫して味が落ちないようにした。
またボラはカラスミとして食べられる以外は、その臭いのため、食卓には供されないが、料理方法を工夫して(白身のフライにするなど)臭みがないようにする、などの工夫した。
このように魚の選択肢を広げることは漁業資源の未来に対して明るい光を投げかけるとともに、業業者にとっても朗報であるように思われる。
by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/
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