JALの再生
JALは最終的には会社更生法の適用となったが、2006年西松社長が社長を引き継いでからは、親方日の丸的な体質を脱すべく大変な努力をされて来たことは確かの様だ。社長就任後、西松改革を実施。現場主義に基づき、自ら現場に出てJALの再生を図るべく、社員に再生への協力を訴えた。これに対して各現場ではQCサークル的な改善チームができ、改善が推し進められた。
しかし、不幸にも2001年の同時多発事件、2009年のリーマンショックに始まる世界不況により顧客が激減し、赤字に追いやられた。
西松さんは、年金の減額など、社員に協力を求め奔走した。しかし自民党政権時代に無理押しされた地方空港への採算を度外視しての運行などにより、経営を立ち直らせることができなかった。西松さんにとっては不幸なことであった。顧客のための経営を志向しながら道半ばにして去ることは無念であろう。引合いに出すわけではないが、JR西日本の旧経営者の態度を考えると非常な違いだ。
JALも意識改革を図り、何とか自分の会社のことは自分でやろうという意識のある方々が増えて来たようである。何とか立ち直って頂けるものと期待したい。
by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/
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