民主党の自浄力に期待
政権交代から3ヶ月経過した今、民主党は米軍基地問題、子育て支援策、等の重大な課題を抱えながら、一方では小沢問題も抱えて苦しんでいる。残念なことだ。
検察による捜査については色々と賛否両論がありそうであるが、小沢氏が何らやましいことがなければ、ちゃんと事情聴取に応じるべきではないか、そして国民に説明するべきであると思う。小沢氏は、国民が総選挙によって民主党を選んだので、そのことは解決済みであると発言しているが、そんなことはないだろう。国民は自民党の金権体質から脱却して欲しいからこそ民主党を選んだのであって、全面的に同党を支持したわけではないと思われる。
それはそれとして、一番の問題は民主党内の民主主義の問題である。組織にはワンマンが独裁的に権力を握り、幅を利かせているところもあるが、最近ではこのような組織は、はやらず、永続しないのが普通である。古代ローマのような時代にも、その帝政時代には、民衆の支持を得るべく、良心的な皇帝は必死で努力した様である。
渡部氏や仙谷氏、前原氏、等のごく一部の方が、一応自分なりの意見を述べているから、何とか民主党にもこのような人もいるんだなあ、ということで民主党の支持を継続している人も多いと思う。これが誰も異論を唱えなくて、小沢氏を批判すると干されるだろうとびくびくして、だんまりをきめこんでいる様だと、それこそ大政翼賛会に繋がり、国民は同党を見捨てるだろう。とにかく独裁者の存在は民主党のイメージを傷つける。
民主党の各々のメンバーが本来の良心と正義感を取り戻して、ひとりの人物の独裁を排して、自由闊達な雰囲気をつくり出し、早く本来の未来を築く仕事にとりかかって欲しいものだ。
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