酒田市でのセミナーを終えて
先月の26日、27日の両日、酒田市で行われたセミナーは無事終わりほっとしているところである。この記事と、この後に書く「酒田散歩」の記事をもっと早く書きたかったが、2月に名古屋であるセミナーの原稿締め切りが迫っていたので、書くのが遅れた。酒田市での講演は、講演もさることながら酒田市という憧れの地を訪れたという気持ちも手伝って楽しいものであった。
さて、今回のセミナーの主催者は酒田市商工観光部商工港湾課。港湾課と名前があるのは往時の酒田港の繁栄と今日に至る同港の重要性を伝えるものであろう。江戸時代、西回り航路が、大阪にも縁のある河村瑞賢により発見されてから北前船の寄港地として栄えた。司馬遼太郎さんの小説「菜の花の沖」にも出てきて、酒田の名は私の脳裏にこびりついていた。
セミナーが行われたのは、酒田産業会館。酒田市商工観光部の他、酒田商工会議所も同居していた。セミナーは、酒田市地域産業活性化セミナーの一環として行われ、「ものづくりにおけるマーケティングと新製品開発について」というタイトルで、今後は技術開発も大切だがそれよりもましてマーケティングを重視することが大切であるという内容で講演した。
酒田市は人口12万人。最近の地方都市に見られがちな人口減少が続いているという。それだけに、そのような局面を打破しようとする酒田市の地域活性化に向けての熱意をひしひしと感じた。また、セミナーの参加者は製造業だけでなく、建設業、サービス業、IT関連企業等、多種多様で、予想したよりも多くの人に参加頂き、嬉しく感じた。そして事例演習も含めた講義を熱心に聴講頂いたことには感謝したい。
酒田市商工観光部
の玄関
セミナーのひとコマ
事例演習で参加者
に発表頂いている
場面
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