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2010年2月 5日 (金)

トヨタの遅すぎた対応

トヨタ自動車のプリウスのブレーキが低速時、瞬間的に利かなくなる問題に対して、日本国内のみならず、世界から苦情が寄せられている。このような大問題であるにもかかわらず、最高責任者である社長が顔を見せず、副社長や専務が記者会見をするようでは顧客の納得が得られない。日産ならばゴーンさんが率先して会見したであろう。

一体、トヨタはどうしたのであろう。世界のトヨタは高信頼・高品質の日本製品の代名詞であった。トヨタの信頼性の失墜は、トヨタのみならず他の日本製品全体の信用の失墜に繋がるものである。

本日、ようやく社長の会見が行われたが、遅すぎた感がある。日本を代表する会社の社長としてはリーダーシップが不足しているような感じでもあった。また、昨日の品質担当役員の会見を聞いていて、耳を疑った。顧客の目線に立った説明ではなく、生産者側の弁明としか思われない発言に終始した。安全が最優先の自動車に、顧客が自動車の不備を自らの判断で回避せよと言う趣旨の発言だ。とんでもないことで、全く信じられない発言だ。

トヨタの名誉のためにいっておくが、このような顧客志向でない発言は、従来のトヨタ関係者からは全くといってよいほど聞いたことがない。そこには世界のトヨタの風格が感じられた。

しかし最近のトヨタの経営陣を見ると、品格と資質が落ちたとしか思われない。昨年のリーマンショック以降の不況下での派遣切りの問題など、何となくおかしくなったところがあるように思われる。自社の先輩経営者が築き上げた信用に泥を塗ることになってはならない。

かっての磐石を誇ったトヨタの信頼が失われないようにすることは、日本製品の信頼が失われないようにすることに繋がるのだ。これは、日本の製造業の運命も左右する大事件であると考えても過言ではない。トヨタの真摯な対応を望むものである。

by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

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