« まちなみパネル展(箕面市) | トップページ | 雑感・イベリア半島(その2)・・気候と気質 »

2010年4月25日 (日)

雑感・イベリア半島(その1)・・・偶然に遭遇

家内と先日、スペイン・ポルトガル旅行のツアーの一員として参加した時のことである。

関空からパリへ向う途中の機内で、たまたま隣の席に居合わせた女性の方に、どちらへ行かれるのですかと声をかけたことが契機となって話が弾んだ。楽しいひと時であった。彼女は私とほぼ同じ年齢であり、イギリス人のご主人とロンドン近郊にお住まいである。今回は5年ぶりの日本への里帰りを終えての帰国途上ということであった。日本でお見合いを幾度としたが断り続け、偶然に日本に来て仕事をされていたご主人と英語の先生・生徒の関係で知り合いになり結ばれたという。現在はアーティストのご主人の仕事を手伝いながら、自分自身の日本語教師などの仕事もされている。

お互いの生活のこと、仕事のこと、家族のことなど、色々と家内も一緒になって話しが弾んだ。イギリスへ旅行の機会があれば是非、自宅に宿泊して、イギリスの田園生活を楽しんで頂きたいというお誘いを受ける。連絡先を交換してパリ空港でわかれる。帰国後、早速メールを発信して、機会があれば是非ともイギリスの自宅を訪問できることを願っていますと伝える。

改めてこのような機内での偶然の出会いの不思議を想った。
===========================
13日に出発し、2日目の4月15日頃、添乗員さんからアイスランドで大規模な火山噴火が起こり、火山灰が欧州各地に達し、空路が麻痺しているという話を聞く。突然のことなので驚く。
以前にもアイスランドで火山が噴火したことがあり、フランス革命や日本の天明の大飢饉の遠因となったという話を聞くと事の重大性を感じた。

Rtr_getimg 帰国のスケジュールは不明確だという。それでも私どもツアーの一行は皆、このようなことを気にせず、楽観的であった。しかし旅が終盤に近づくにつれて気になってホテルのテレビのニュースを聴いたりしたが、詳細は分らない。帰国2日前頃になっても見通しがつかず、最悪帰国が延期になった場合に備えて、衣料などの準備をし始めた。

ところが、1日前の20日になって事態は好転。無事予定通り帰国できるということになり全員安堵する。我々の一行は幸運に恵まれた。旅行中に問題が発生し、且つ解決したのだから。

聞くところによると、今回の火山噴火により日本からの出発が中止になったり、旅行の途中で足止めされたりした人たちが多くいるという。帰国時、隣の席に居合わせた方も、フランス旅行をされていたが、最終出発地のパリで6日間足止めされたとのことであった。この方の一行には元気な女性がおられ、健康体操のインストラクターである彼女が一行を集め、空港で皆を元気づけるためにラジオ体操をさせたという。これが欧州のTV局の目に触れ、取り上げられ放映されたという話も聞いた。

歴史的な大噴火事件に巻き込まれたことは、ある意味では良い経験であった。

(その2)に続く

by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

|

« まちなみパネル展(箕面市) | トップページ | 雑感・イベリア半島(その2)・・気候と気質 »

2.日記・随想・歴史紀行・音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 雑感・イベリア半島(その1)・・・偶然に遭遇:

« まちなみパネル展(箕面市) | トップページ | 雑感・イベリア半島(その2)・・気候と気質 »