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2010年5月14日 (金)

品質問題の中に潜むもの

先日、大阪商工会議所・新淀川支部での異業種交流会で、「日本的品質管理の再認識とその功罪」と題して、次のような内容をお話しさせて頂きました。

・トヨタ自動車・プリウスのリコール問題などの発生があったが、我が国メーカーの設計や製造などの現場力は、他国との比較においては、依然として健全である。

・トヨタの失敗は、品質への過信から、技術的な解析と説明にこだわるあまり、顧客の感覚とずれた対応を取ってしまったことである。トヨタ幹部の傲慢とも受けとめられる発言がそれを示している。最終的に品質の良し悪しを決めるのは消費者であるという観点が不足していた。これは品質を技術問題として捉えがちな日本企業の課題でもある。品質は経営問題として捉えるべきである。

・企業の活動がグローバル化している今日、経営のグローバル化は避けては通れない問題である。トヨタの場合は、企業規模の増大に対し、自社や協力業者の人材の育成がついていけなかった様に思われる。今後、中小企業の場合でも、日本人だけで対応できる規模ならいいが、その規模を超えると問題が生じる。

・海外市場においては、新興国の消費者がどの水準の製品を欲しているかを把握し、それに合致したものを開発していこうという努力が、今までよりも一層求められる。我が国においては自らが納得するまで過剰ともいえる品質をつくり込んでしまうという良き?癖があるが、今後はVE設計等による再検討が必要である。←我が国携帯電話におけるガラパゴス化現象の轍を踏まないために。

by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

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トヨタ自動車の現地子会社「南アフリカトヨタ自動車」は1962年の発足。主力車種「カローラ」などを生産し、一部は欧州への輸出も行っているようです。中国やインドといった新興市場への進出が遅いといわれるトヨタですが、南アフリカでは最大の雇用主にして、そのシェアも22%でトップ。トップシェアは30年間維持しているとのことです。南アフリカと言えば、人種隔離政策「アパルトヘイト」が実施された国で、黒人は�... [続きを読む]

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