宮里愛に見るスポーツマンシップ
宮里愛さんの今期3勝目は見事であった。それも自分の親友という世界ランキング1位のメキシコ・ロレーナ・オチョア選手の引退試合での優勝。優勝者インタビューでは、オチョア選手に対し、涙のはなむけの言葉を述べている姿はすがすがしく感じられた。 そして、オチョア選手に予選ラウンド同組に指名された喜びもあり、「ロレーナに対する感謝の気持ちが強く、彼女から学んだものをプレーで表現したかった、気持ちの入り方が違った」と述べている。
オチョア選手にしても、家庭を第一に考えて、若くして世界1位の栄光を捨ててまで引退するまでの決意は並々ならぬものであったであろう。これから彼女のプレーを見ることができないのは淋しい。
ところで、新聞で報じられるところによると、かって幾度も賞金王に輝いた岡本綾子さんは、宮里選手の優勝を率直に称え、「彼女は自分の長所と短所のバランスをよく知っていて、持ち味をどう生かすかを磨きつつあるところ。自分の戦い方が分ってきた」と分析し、先輩として次のようなアドバイスをし、慢心を戒め、今後の更なる精進を促していたことを興味深く感じた。
「まだ自分の不得手な場面に出会ってないからいいけど、インテンショナルに(意識的に)打てる技術の向上が必要」と自在な球筋の打ち分けを求めながら、「ちょっと調子が悪くなれば小さくなっていた不安材料が大きくなる。私達プロゴルファーはその繰り返し」
by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/
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