消費税引き上げ問題について思う
民主党・菅政権は消費税の引き上げを含む税制の抜本改革案を表に出して来た。良いことである。過去の政権は消費税の引き上げをすれば国民の反発を受けるだろうと言うことで選挙で負けるのを嫌って先送りして来た。民主党政権になったからも小沢氏の意向で同様なことが続けられてきた。
今回、菅政権になってから改めて消費税の引き上げが議論されるようになった。これは急に持ち出されたわけでなく、民主党の良心的な人々の間で熱心にその必要性が叫ばれていたように理解している。
勿論、消費税の引き上げは、自民党政権が放置してきた、あるいは容認して来た行政のムダを徹底的に排除した上でなされなければならないことは言うまでもない。
資本主義(自由主義)体制という体制の他に、適当な体制がみつからない現代において、採るべき道は今のところ次の二つしかない。
①アメリカ型の市場経済至上主義:これは自己責任といえば格好が良いが、自己責任という美名の下で、成功者は莫大な富を得ることができるが、一方普通の庶民や何かの契機でつまずいた者などの弱者を切捨てにする体制である。 あるいは ②北欧のスエーデン、ノルウエイ、デンマークなどの社会民主主義政権下で行われている社会福祉政策に重点をおいた適度な大きさの政府を持つ体制である。この体制下では政府がある程度責任をもって医療、福祉、教育などの面で国民の生活を保護してくれるが、その反面税金が高い。
さて、どちらの体制を選ぶべきかであるが、私としては後者の②の社会福祉政策に重点をおいた体制にすべきであると思う。アメリカ型の体制は日本人には向かない。日本人は古代から皆が助け合って生きてきた。そのような社会がたとえば日本が誇る精緻なモノづくりも生み出しているのである。
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それには、菅さんが言うような最小不幸の社会やアジアにあるブータンの様に国民の最大幸福を指標として掲げているような国の方が良いのではないか?
そのためには消費税の引き上げは、仕方ないことである。税金は高いが生活面での費用が少なくなるという社会を築く方が良い。社民党などが消費税反対を唱えているが、本来ならば同党はこれに賛成すべきことではないのかと思う。
とにかく、いずれにせよ消費税引き上げというような大きな改革をする場合は、参議院選挙や衆議院選挙を通じて民意を問うことが必要だ。その意味で菅政権が参議院選挙前にこのことに触れたことは良かったと思う。
by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/
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