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2010年7月

2010年7月31日 (土)

SNSとツイッターの連携

ツイッターを始めてまだ2か月半ほどしかならないので、その感想を述べるには早いが、ツイッターは140字という短い文章で済むがゆえに、私のようにブログである程度まとまったことを時間をかけて作成する者にとっては、それほど気負ってやる必要がなく、直ぐに発信できるので、この点にかけてはツイッターは大変重宝である。またブログとツイッターとの連携もあるので、ブログの内容もツイッターで発信できる。

ところで、SNS/mixi にも「つぶやき」があることは知っていたが、ツイッターを始めてからは、mixi の「つぶやき」とは縁が遠くなっていた。

ところが今日、ふと「つぶやき」を見ていて、ツイッターとの連携機能があることを、おそまきながら知った。早速、連携機能を使ってみたが、やはり mixi には知っている方が多いので反応してくれる方もいて嬉しい気持ちがした。

今後、mixi と ツイッターそれぞれの長所・短所を見極めて、両者を併用していこうと思っている。

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2010年7月26日 (月)

救助ヘリコプターの墜落事故に思う

埼玉県秩父市で、7月25日起こった埼玉県防災ヘリコプター「あらかわ1」の墜落事故で、機長ら5人が死亡した。滝つぼに転落した女性(55)を救助中のことであった。痛ましい事件である。その女性の方も亡くなった。

最近、このような山岳遭難者の救助が急増しているという。それも高齢者の救助が多いらしい。それにしてもレジャーのために遭難した人たちを救うために、まだ若くて将来性のある方が、命を落とされることは腑に落ちない。

山岳愛好家は自己責任の気持ちを強く持つべきである。自分の体力と山岳技術を考えて、無理な登山をしないことだ。高齢者は高齢者らしく、自分の実力にあった山登りに徹すべきである。自分たちの実力を必要以上に過信することが、どれほど救助に従事する人たちの犠牲を招いているかを忘れてはならない。

by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

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携帯サイト・ホームページの編集作業

今年の5月半ばから参加している箕面市のNPO団体・箕面瀧道アンテナショップ「箕瀧案」。箕瀧案とは、箕面市の名産品やゆず関連商品を紹介するアンテナショップである。

箕瀧案は、箕面ブランド創出と地産地消に寄与するとともに、箕面としての地域情報を発信をすることを目的としている。

この団体には携帯サイトのホームページがあり、ボランティアのお若い方が中心として編集作業に携わっている。私もこのお手伝いをしようと、編集作業の練習に、ここ1週間ばかり取り組んで来た。パソコンベースのホームページやブログの編集作業とは異なり、少し複雑で手間を要するが、ようやく出来るようになったので、昨日ホームページの更新作業を行った。

以下の様な内容である。
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これから7月から8月にかけて、。第25回箕面まつり(7月30日~8月1日)の一環として、箕面では盛り沢山のイベントが行われる。

★みのおサンセットライブ:
音楽ライブ、トークショウなどが行われ、箕面ゆかりのアーティストが多数出演。

★サマーフェスタ箕面公園(火と水の祭典):
*メインイベント:ライブ演奏、漫才などのステージイベントや「のぞきからくり」、などが楽しめる。楽しい夜店も出店。

*みのおキャンドルロード2010(箕面大滝、滝道周辺):約4500本のろうそくを設置。幻想的な箕面公園の一夜を演出。箕面の滝もライトアップされる。

★みのおパレード:
市役所から阪急箕面駅までの路上を吹奏楽、カラーガード隊、よさこい踊りなど、華やかでバラエティに富んだ行進が繰り広げられる。

★川床:7月17日~8月29日の期間で 金・土・日・祝日のみ営業。
4店が参加。予約制。川床については前回の記事もご覧ください。

★みのお囲碁まつり(ミニ囲碁大会)(これは9月5日):
明治43年、滝道一帯で、第1回全国素人囲碁大会が開催されて満100年目を迎えるのを記念して行われるもの。
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以上のイベントの詳細については、
アンテナショップ・箕瀧案の携帯ホームページをご覧下さい。

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箕瀧案の
夜景

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2010年7月23日 (金)

箕面の川床を楽しむ

今週月曜日の休日、箕面の夕べを川床で楽しんだ。娘夫婦が計画してくれたもので、私たち夫婦と孫娘の5人。行ったのは音羽山荘が経営する川床。川のせせらぎを聴きながら、木々の緑と赤い提灯が醸し出す美しい風景の中で、綺麗なお弁当風の料理を頂きながら、川床を十二分に楽しんだ。川床といえば、かって京都の貴船へ行ったことがあるが、それに劣らず良かった。

川床とは、川の上や横に設置された茶店や休憩所のことで、ここ箕面でも明治から昭和初期にかけて設置されていたという。長らく途絶えていたが、今年の春に復活。この夏の実施は第2弾で、7月17日(土)から8月29日(日)まで、実施される。

帰途、箕面の大滝がライトアップされているというので立ち寄った。梅雨明けのこともあり、水量が豊富で、見応えがあった。夜に箕面の滝を見るのは初めてであるが、光の中を流れ落ちる水の流れは幻想的とも云える程だった。

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川床の
ちらし(上)



料理(下)

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ライトアップ
された
箕面の滝

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2010年7月19日 (月)

箕面の街を歩く(みのお市民まちなみ会議)

「みのお市民まちなみ会議」では、季節折々、パネル展などのイベントを行う他、通常月1回のタウンウォッチングを行っている。先日の土曜日のタウンウォッチングには、一般参加を含め、約25名が参加した。梅雨明けの暑い一日であったが皆さん元気に歩かれた。

阪急桜井駅前にある桜井スーパーマーケットは、この程、建物の解体撤去が始まり、殆ど更地同然であった。わずかに(写真1)にあるように、銭湯の煙突だけがまだ残っていた。昭和34年(1959年)8月にオープンした当時は、鉄筋コンクリート造りの商業施設で、2階には銭湯「階上スーパー温泉」や結婚式場もあり大盛況であった。開業当初は箕面市域にスーパーがなかったこともあり、近隣からの買い物客が押し寄せた。最盛期は大阪万博の頃で、その後は車社会への転換に対応できず、また近隣に同種の店が出来て、客足が激減した。

阪急電車が箕面まで開業したのは明治43年(1910年)のことで、今年が丁度100年に当たる。その阪急電車が桜井駅前の西国街道を通っていたことが知られている。

桜井駅の近く半町2丁目に、「半町の牛回し」というところがあった(写真2)。昭和30年頃までは、3月末から田植えまで、馬喰いが来て牛の爪が反り返らないように爪切りをしていたが、牛が病気にならないように願いをかけて、ここで牛を回したと云われている。石塔は寛政3年(1791年)に建てられた牛神様である。牛に乗る大威徳明を牛神と考えた様である。

新稲西公園を過ぎて間もなくすると、雑木林のような中を通る。南側から住宅の波が押し寄せているが、残っているところは植木の苗木畑となっており、武蔵野の雑木林を思いださせてくれる。ここ新稲集落は旧集落の佇まいを残しており、家屋の建て替えが行われているが伝統を継承している。長屋門、虫籠窓、瓦屋根、家々を繋ぐ細い路地などがあり、江戸時代にタイムスリップしたような気分だ。巡礼街道の道端には大きな保護指定樹木も幾つか見られた。(写真3、4)

新稲4丁目の桜池は、今年7月より施行された「山すそ景観保全地区の指定」に伴い、山なみ景観との調和を確認する眺望点の一つで、今後、山すそ部に建設計画などを行う場合、この眺望点からのシミュレーションの提出が求められる。(写真5)

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写真1

(解体されている
桜市場。中央に
浴場の煙突が
見える)

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写真2

半町の牛回し)

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写真3

(新稲付近の
 
巡礼街道)

Img_3355

写真4

新稲付近
にある長屋門

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写真5

(桜池:
山なみ景観
との
調和を確認する
眺望点のひとつ)

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2010年7月17日 (土)

治部電機株式会社・・特殊変圧器のトップメーカー

大阪市淀川区にオーダーメイド変圧器の受注生産を専門的に行っている会社がある。
治部電機株式会社だ。従業員25名の小さな会社であるが、大阪を中心としてこの業界では存在感のある会社である。

そもそも今回、治部電機さんを訪問させて頂くことになったのは、私がコーディネーターとして参加している異業種交流会に、同社の社長・治部健さんも参加されており、お知り合いになったからである。そして一度、会社訪問させて頂くことになった。当日は、治部さんに急遽所要が生じたため、品質・業務部長の河野裕亮さんに対応頂いた。
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治部さんは、先代の父が1964年に創業した会社を、まだ21歳の若さで1990年に引き継いだ。以降、研究熱心な治部さんは、3SやISO9001を初めとして、会社の役に立つと感じた経営手法を適切に採り入れて、会社の発展を図って来た。その根底にあるのが顧客に対する気持ちの社員全員での共有だ。

事実、同社の社内には、「皆様から、こんな変圧器を欲しかったんだよ!という言葉を頂くことが私たちの喜びです」という思いが共有されている、という雰囲気が溢れている。

Seigyo04 オーダーメイド変圧器の製作実績は3万件を超えた。そして、それらの中から、最近の事例695件を採り上げ、顧客からの要望内容と満足の程度をホームページに掲載している。

最近は売り上げの60%はホームページを通じての受注である。北海道から沖縄まで、広い範囲の顧客を抱えている。今まで取引のない会社からも注文があり、顔を見ないで、実績なくても注文してくれるのは時代の流れだと感じると、河野さんは言っておられた。

然しながら、ホームページはお客さんとのコンタクトの始点であり、それ以降はメール(図面などの添付ファイルを含む)での連絡が主であり、直接顧客と会って打ち合わせることも意識的に行っている。
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同社は「2008年関西IT活用企業100選」優秀企業賞を受賞しているだけあって、ホームページの見栄えや見やすさも、優れたものだ。
この点について河野さんに質問したところ、最初は専門家に作ってもらったが、後のメンテは自社でやってる。トランス作りの苦労話など、手作りで素人っぽい方が、受けが良いのではないかと思っているという返事が返ってきた。

同社では、自社の製品やサービスにおけるニッチ性を強調する目的で、色々な工夫を行っている。変圧器のレンタルサービスも行っているが、これに対してはレンタル専門サイトを、また、試験用変圧器の製作に対しては、テストトランス専門サイトを、メインのホームページとは独立に設置し、運営している。
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さて、このような製品を生み出す同社の生産など、業務の特徴的な点を述べたい。

基本的な業務の仕組みとしては、ISO9001を大いに活用している。これを基本に業務は回っている。3Sもやっており、全員での掃除は、毎日創業前に行っている。

QC活動ともいえる活動としては、チームワークにより全員でやる雰囲気を醸成している。そのため、提案制度を採り入れ、チーム別に分けて競争させ、提案が多かったチームを表彰したり、「ありがとうカード」という、社員同士の挨拶を兼ねたカード発行することにより、職場を明るく、元気にする活動なども行っている。

社員の教育については、OJTが基本であるが、他社の工場見学をしたり、顧客での自社製品の使用状況なども見学したり、技能伝承に対して種々の工夫をしたり、常に社員のレベル向上に役立つ方法を模索している。

このように、社員を大切にし、社員の教育を大切にする姿勢が同社の限りない発展を支えているように思えた。

by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

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現場掲示板

(社員の
 意識共有
 を図っている)

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現場にある
作業マニュアル

(技能伝承
に役立っている)

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2010年7月16日 (金)

東ちづるさん

今週NHKテレビを見ていると2度ほど、女優の東ちずるさんが出演されている番組があった。彼女も今年は50歳となるが、トレードマークの笑顔はまだ健在だ。2年前には長年交際を続けて来た方と結婚されたという。お幸せを祈りたい。

彼女は、私よりかなり若い世代の方だが、以前からその素晴らしい笑顔は魅力的であった。まだ私も若い頃、テレビ番組などで彼女の笑顔を見ていると、落ち込んだ時でも何となく元気をもらったものだ。一頃、お嫁さんにしたい女性有名人ナンバー1に輝いた?だけのことはある。

1_2 ところで、東さんは現在、数々のボランティア活動をされているという。戦争で傷ついた子供たちのリハビリを行う「ドイツ平和村」の活動、あしなが育英会、骨髄バンク、など。

このような活動をされている背景には、笑顔の内側に秘められた、自分らしく生きたい、弱者を捨てておけないという強い思いがあるのだろう。
(写真は東ちづる公式ブログより転用)

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2010年7月14日 (水)

大阪・北河内にある農園レストラン

6月中頃、枚方市のY社を訪れた際、帰途立ち寄った農園レストラン「杉・五兵衛」は枚方市の住宅に隣接した山あいにある。

野菜だけからなる料理は大変美味しく、健康的な感じにさせられた。

園主の埜島五兵衛さんは先祖代々続いてきた農園を父から引き継いで以来、農耕の暮らしの魅力を伝えたいという思いをもって、畑で採れた旬の食材を使った農園料理を提供するレストランを営んでおられる。またここでは農業体験も楽しめる。

園内には40頭のロバがいて、レストランで出た野菜くずをロバの餌として使用、またロバの糞を発行させ堆肥として土に還すという有機循環農法を実施している。

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2010年7月10日 (土)

ダイシンに見る地域密着型経営

中小企業が生き残っていくためのひとつの戦略として地域密着型の経営がある。そのような経営スタイルをとって成功しているのが、東京は大森にあるダイシン百貨店だ。ダイシンは、500M圏内の顧客を100%獲得しようと奮戦している。同社の場合は”超地域密着”だ。

ダイシンはかっては京浜地域に幾店も持つ大きな百貨店であったが、近年は大森地域に絞って経営をしている。

その特徴は、顧客の重点を高齢者においていることだ。品揃えはアイテム数18万点で、昔使われた懐かしい商品、例えば、粘着テープ式のハエとり器や丹頂とか柳屋のポマードという幾世代前の化粧品などもその中に入っている。顧客の声を聞き、たとえ1年に1ヶしか売れなくても在庫として保有している。ダイシンに来るとなんでもあるということが重要なのだ。食料品から生活用品、電気製品まで、全てを網羅している。

また、対面販売を基本としている。地元の方と店員さんとのコミュニケーションを大切にしている。スーパーなどでよく見られる店員さん不在の人間味を感じない売り場とは違っている。顧客は買い物と共に店員さんとの会話を楽しみに足を運ぶのだ。

ここまで神経を使っているのかと驚かせられるのは、婦人服売り場だ。同じスタイルの服でも一点一点デザインや色が異なる。女性の場合、他人と同じものを着ることを好まない。ましてや、狭い地域で同じものを買えばどこかで自分と同じものを着ている人に出くわすことが考えられる。そういった場面を想定しての配慮だ。

配達面では、70歳以上の人や妊婦さんには、”幸せ配達人”が無料で自宅まで配送してくれたり、高齢者には出前弁当のサービスもある。

このようなダイシンであるが地元商店街との共存共栄を図るため、共通クーポンのシステムを導入することを提案したりして、街全体の活性化を考えているところが素晴らしい。

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2010年7月 3日 (土)

吉泉産業(株)・・・食品用フードスライサーのトップメーカー

大阪府枚方市の工業団地・津田サイエンスヒルズにある吉泉産業(株)を訪問した。同社は、国内トップシェアを誇る食品用フードスライサーから食品用洗浄・脱水機まで自社製造する食品加工機の総合メーカーである。

玄関を入ると、綺麗な展示室があり、”クリーンで明るい”会社の雰囲気が直ぐに伝わって来た。2階へ続く螺旋状の階段を上ると事務所があり、社長の佐々木啓益さんと社員の方々に明るい笑顔で迎えられた。事務所は、幾つかの各部門の部屋がガラス張りの戸や壁を介して繋がっており、見通しが良く、透明感が溢れていた。

吉泉産業(株)は1955年創業。先代である現社長の父は刃物に熱処理を施し、切れ味が良く独創性の高い刃物を作り出す職人であった。その先代が丸刃型の万能スライサーの開発に成功したのが1965年。最初はうどん屋チェーン向けに自動ねぎ切り機を開発し納入していた。

その後、共働き所帯の増加など、世の中の変化に呼応して、スーパーやコンビニエンスストア、外食チェーンにおける総菜やカット野菜など、調理に便利な食材のニーズの高まりもあり、業容を拡大した。「食材を合理的に、美しく切る」が同社のアイデンティティだ。

業容拡大の中で、同社にとって思いで深い話がある。それは、あるスーパーからの依頼で、職人のように魚の切り身が切れるスライサーを開発して欲しいという依頼であった。顧客が求めているものを開発しないと生き残れないと感じ、引き受けることにしたが、苦難の道であった。試行を繰り返し、ようやく成功したが、当初3年で開発する予定をはるかに超え8年が経過していた。しかしながらこの時の苦しみがあってこそ今日の吉泉産業があると佐々木さんは言っておられる。
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さてこの魚の切り身スライサーであるが、この装置に、例えばサケの半身を入れると重さが均一のサケの切り身が次々と出てくる。その速さは50枚/分ほど。従来のスライサーは、切り身の重量に10g程度のバラツキが出てしまうのが普通であった。しかし同社のスライサーは、同じ重量で形の整った切り身を短時間に用意できる。その切り分ける速度も1時間に2800枚と他社の商品に比べて高速である。(写真は鮭の切り身ライン)
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さて、同社の製品と販売先のことであるが、同社の製品は、商社などの経由は殆どなく、直接に、スーパーやコンビニなどの流通分野や食品加工メーカーに納入される。取引先は1000社以上に上る。

開発済みのスライサーは約60種類以上に及ぶ。用途は、先に挙げた魚の切り身スライサーの他、肉の角切り、葱の輪切り、玉ねぎのみじん切り、ハモノ骨切り、ニンジンの輪切り、キャベツの千切り、など多種多様で、職人の技を機械化するのが同社の一番の仕事であり、食材カットよろず引き受けます!が同社のキャッチフレーズだ。
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最後に同社の製品開発と市場開拓の特徴について若干記しておきたい。

同社の製品開発は全て顧客からのニーズが起点であり、新製品を開発してから販売するというケースはまれである。
そして顧客の声は100%聞く。どのような顧客の要求にでも、限界を定めないで何とか応える。そうすれば仕事は無限にある、と佐々木さんは言っておられた。

タイや韓国に海外支店を設置しており、海外売上比率は約7%になるが、佐々木さんは、国内需要はまだまだある、細かい需要、ややこしい需要はいくらでもある、と言い切る。

内作と外注の比率について質問したところ、「1か月に何とか1万円で生活するという発想」を持って経営すれば、自然と自前主義に行き着くと佐々木さんは言う。

同社の場合、製品の企画、開発、製造、組立、保守に至る業務における内作率は80%と高い。その理由は、食品用スライサーは、中小企業でしかできない製品であり、売れても100~200台程度で、内作した方が安く上がる。加えて、自社で部品の製造から手掛けることで、顧客の要望に沿った製品を、自社の努力次第で自由に、迅速に作ることが出来る、というところにある。工場の中には、多機能のマシニングセンターやレーザー加工機、レーザー溶接機、自社開発の設備などが整然と並んいる姿は壮観であった。

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佐々木社長
(背景:展示室)

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フードスライサー
の開発風景

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2010年7月 2日 (金)

サッカー・ワールドカップ日本代表

サッカー・ワールドカップ南アフリカ大会で日本は予想外の善戦で勝ち抜き、決勝トーナメントに進出。パラグワイに敗れたもののかなりの善戦をした。

大会前に不振を極めた岡田監督をメディアやサポーターは厳しい評価を下した。しかし勝ち進むにつれて評価を一転した。「無能」呼ばりした監督を今度は名将扱いにした。

まさに「勝てば官軍である」。人間社会における人の評価は、いつもこのようでことが多いが、今回ももっと冷静な判断があってもいいのではないかと思った。

それにしても岡田監督が思い切ってメンバーと戦術を変えて、このような結果になったと言われているが、なぜチーム力がアップしたのであろうか?

これはやはりサッカーがチーム競技であるが故に、メンバーが変わったことにより、チームが一丸となって戦うという協働意識が芽生えたからなのだろう。

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