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2010年7月17日 (土)

治部電機株式会社・・特殊変圧器のトップメーカー

大阪市淀川区にオーダーメイド変圧器の受注生産を専門的に行っている会社がある。
治部電機株式会社だ。従業員25名の小さな会社であるが、大阪を中心としてこの業界では存在感のある会社である。

そもそも今回、治部電機さんを訪問させて頂くことになったのは、私がコーディネーターとして参加している異業種交流会に、同社の社長・治部健さんも参加されており、お知り合いになったからである。そして一度、会社訪問させて頂くことになった。当日は、治部さんに急遽所要が生じたため、品質・業務部長の河野裕亮さんに対応頂いた。
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治部さんは、先代の父が1964年に創業した会社を、まだ21歳の若さで1990年に引き継いだ。以降、研究熱心な治部さんは、3SやISO9001を初めとして、会社の役に立つと感じた経営手法を適切に採り入れて、会社の発展を図って来た。その根底にあるのが顧客に対する気持ちの社員全員での共有だ。

事実、同社の社内には、「皆様から、こんな変圧器を欲しかったんだよ!という言葉を頂くことが私たちの喜びです」という思いが共有されている、という雰囲気が溢れている。

Seigyo04 オーダーメイド変圧器の製作実績は3万件を超えた。そして、それらの中から、最近の事例695件を採り上げ、顧客からの要望内容と満足の程度をホームページに掲載している。

最近は売り上げの60%はホームページを通じての受注である。北海道から沖縄まで、広い範囲の顧客を抱えている。今まで取引のない会社からも注文があり、顔を見ないで、実績なくても注文してくれるのは時代の流れだと感じると、河野さんは言っておられた。

然しながら、ホームページはお客さんとのコンタクトの始点であり、それ以降はメール(図面などの添付ファイルを含む)での連絡が主であり、直接顧客と会って打ち合わせることも意識的に行っている。
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同社は「2008年関西IT活用企業100選」優秀企業賞を受賞しているだけあって、ホームページの見栄えや見やすさも、優れたものだ。
この点について河野さんに質問したところ、最初は専門家に作ってもらったが、後のメンテは自社でやってる。トランス作りの苦労話など、手作りで素人っぽい方が、受けが良いのではないかと思っているという返事が返ってきた。

同社では、自社の製品やサービスにおけるニッチ性を強調する目的で、色々な工夫を行っている。変圧器のレンタルサービスも行っているが、これに対してはレンタル専門サイトを、また、試験用変圧器の製作に対しては、テストトランス専門サイトを、メインのホームページとは独立に設置し、運営している。
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さて、このような製品を生み出す同社の生産など、業務の特徴的な点を述べたい。

基本的な業務の仕組みとしては、ISO9001を大いに活用している。これを基本に業務は回っている。3Sもやっており、全員での掃除は、毎日創業前に行っている。

QC活動ともいえる活動としては、チームワークにより全員でやる雰囲気を醸成している。そのため、提案制度を採り入れ、チーム別に分けて競争させ、提案が多かったチームを表彰したり、「ありがとうカード」という、社員同士の挨拶を兼ねたカード発行することにより、職場を明るく、元気にする活動なども行っている。

社員の教育については、OJTが基本であるが、他社の工場見学をしたり、顧客での自社製品の使用状況なども見学したり、技能伝承に対して種々の工夫をしたり、常に社員のレベル向上に役立つ方法を模索している。

このように、社員を大切にし、社員の教育を大切にする姿勢が同社の限りない発展を支えているように思えた。

by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

Img_3327

現場掲示板

(社員の
 意識共有
 を図っている)

Img_3334

現場にある
作業マニュアル

(技能伝承
に役立っている)

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