元気な商店街・尼崎中央四丁目商店街
昨日の月曜日も暑い日だった。八尾商工会議所で経営相談をしているYさんを訪ねた後、近鉄八尾より、鶴橋で乗り換え阪神尼崎へ向かう。尼崎にある商店街の様子を見るためだ。最近、京阪神地域の私鉄同士の相互乗り入れが増えたため、今回の近鉄八尾から阪神尼崎までの移動のように、乗り換えなしで行けるので随分便利になった。
さて、尼崎中央四丁目商店街のことであるが、先週、同じ中小企業診断士 I さんが、この商店街の活性化に取り組まれたという事例を発表されたが、聴いていて大変興味を感じ、行ってみることにした。
阪神尼崎駅の北側で降りると直ぐ左手に商店街の入り口があった。幾つかの商店街が隣接して繋がり、かなり長い商店街だ。500M程度か?人通りも多く大変賑やかだ。カラー舗装されており美しい。阪神タイガースの優勝を祈願する垂れ幕が見える。
先に進むと、尼崎中央四丁目商店街のところで、中央ドームがあり、そこに 七福神のイラストが掲示されている。ここは左に折れる寺町参道の入り口であることを示している。
この七福神が、商店街活性化の目玉である。そもそもこの一帯には七福神はなかった。近くにある寺町と商店街を結びつけることにより地域の活性化を図ろうと、考え出されたアイデアである。
従来、尼崎駅を降りると、商店街へ行く人と、寺町へ行く人とが分かれ、相互の行き来はなかった。そこで両者の顧客を一体化するために、商店街と寺町との間の普通の道を参道として活用としたものである。
この地域の周辺には2神社、11の寺があるが、そのうち2社5ケ寺に七福神を担当してもらっている。そして、それらの寺社に朱印台を設置。商店街で朱印用色紙を販売し、七福神がそろったら景品や商品券交換するスタンプラリーを定期的に実施している。
次の写真は、商店街から寺町に繋がる参道である。
参道の先には寺町があり、各処に置かれた立て看板には次のようなことが書かれてあった・・・・元和3年(1617年)、大名戸田氏が尼崎城を築き、城下町を建設するに当たり、散在していた寺院を城の西にあたる現在のところに集めて寺町とした。寺町の区画は当初から殆ど変りなく約3.9ヘクタールに11ヶ寺が集中している・・・・・
次の写真は寺町の風景である。市街地にありながら静寂さと厳粛さを保持していた。後日、ゆっくりと訪れたいと感じた。
by 八木: http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/
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