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2010年9月 9日 (木)

人望というもの

民主党代表選を見ていて感じるのは、政策はもちろん必要だが、人望とか人格とかいった観点での評価も必要だと感じる。人を惹きつけるには人望が必要だが、これは人間としての純粋な価値に惹きつけられるということであり、地位とか権力、お金により人を惹きつけられるものではないだろう。

菅さんと小沢さんとの違いを、このような観点で眺めてみると、菅さんの元には、自然に人が集まっているという感じがするのは私だけではないと思う。一方の小沢さんの方には、選挙の時に自分を推してもらったとか、選挙活動費などの点で恩恵に預かったとかの理由で、やむを得ず追随しているといった人が多いように思われてならない。もちろん小沢さんの支持者の中には、純粋に小沢さんの政策や実行力をもって支持している者もいることには異論はない。

人は一度に複数の人に師事できない。企業においても、政治の世界においても同じである。企業において、人事権などの権力を振りかざして、自分の意見に反対する人や気に食わない人を自分の周囲から遠ざける人もいる。同じようなことが政治の世界にもあるだろう。

人は、最初に師事した人に影響されることが多いのは致し方がないことである。しかし、その後、じっくりと自分で考えて、自分の考えで行動するかどうかにより、その人の価値が決まる。民主党の新人議員を見ていて、つくづくそのように思う。

ところで、新人議員ではないが、鳩山前首相のように、「小沢さんには総理大臣になるまで導いて頂いた恩があるので、小沢さん支持に切り替えた」というのでは、あまりにも私的で、一国の総理大臣としては非常になさけない。政治は国民のためにするということを無視した発言であった。




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