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2011年2月

2011年2月22日 (火)

留学生との交流を通じた多文化理解

「ホストファミリー募集&交流会」というイベントがあると知人から聞き、先週の土曜日、家内と一緒に参加した。このイベントは箕面市国際交流協会が主催したホームビジット事業の一環として行われたものである。

ホストファミリーとは、日本に留学に来た学生達の親代わりになって、自宅に招いて懇談したり、食事をしたり、日本を感じる様な場所へ連れて行ってあげたりして、留学生の精神的な支えになってあげることを目的としている。

当日は、ホームビジット活動の紹介を聴いた後、留学生とホストファミリーを交えた意見交換・交流会があり、ホストファミリー経験者の話を聴いたり、留学生がどのようなことをホストファミリーに期待しているかなどを聴いた。

ホストファミリーになることは、留学生を通じて、それぞれの国の文化の理解や世界の動きを知ることに大変役立つという話が多かった。最近、留学生の受け入れ競争も各国間で激しくなっているという。日本も今後、留学生の受け入れに力を入れるそうだ。

そのようなこともあり、我が家もホストファミリーになることを決めた。

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2011年2月19日 (土)

「とよのピア in 池田」関係者との会合  

2月16日、大阪府・北摂地域の障害者施設で構成する自主製品販売組合が自主運営する、授産製品の展示販売ショップ「 とよのピア in 池田 」 に参画している施設職員の方を対象とした会合に講師として招かれ、お話しさせて頂いた。

授産商品の開発や販売促進の基本的な考え方について勉強したいということであった。
参加者は皆さんお若い方、8名で、短い時間ながら熱心に聴いて頂いた。

講演は、「顧客を惹きつけるマーケティングの進め方」というタイトルで、モノを販売するには、マーケティングが欠かせないこと。マーケティングをするには、お店を開いて何をしたいのか、という熱い情熱が必要であること、成功しているお店は、金銭的な利益の追求から出発していない、即ち、何かをして社会の役に立ちたいという情熱から出発している、という趣旨の内容を強調し、その後、マーケティングの基本的な進め方について説明させて頂いた。

講演後、多くの質問や感想が述べられたが、日常の仕事で精一杯で、お客さんの要望を聞いて、商品を開発をする余裕が少ないが、今後限られた時間を利用して、マーケティングの基本的な考え方を採り入れて、少しでも現状を改善していきたいという意見が多く、私も嬉しく感じた。

今後、このようなお店に対して、世間の方が更に関心をもって頂くようになることを期待したい。

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阪急池田駅構内にあるお店
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お店内の展示
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2011年2月 9日 (水)

ONE PIECE・海洋冒険ロマン

先日、久しぶりに降り立った名古屋は若干明るさを取り戻した様に思えた。景気が少し回復したからであろうか。ついこの間行われた熾烈な選挙の余韻が残っているためであろうか。

さて中部産業連盟での経営セミナーで、QC(品質管理)関連のことについてお話をさせて頂いた。聴講者は若い現場のリーダー、約20名の人達だ。

話の内容はQCの進め方についてである。毎回この種のセミナーで、まず強調して訴えているのは、技術的な話はさておいて、日本におけるものづくりの特徴は、皆が当事者意識をもって、仲良く協力して、色々な工夫をしながら仕事をしていることだ。今後もこの特徴を後輩にも伝えて行って欲しいという思いを込めて講義を行っている。
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さて、「ONE PIECE」 という尾田栄一郎 作の海洋冒険ロマンが、子供のみならず20代から40代の人たちの間で空前のヒットを続けているらしい。

この「ONE PIECE」は、16~17世紀の世界の大航海時代にヒントを得て作られた、海賊となった少年モンキー・D・ルフィを主人公とする ”ひとつなぎの大秘法(ワンピース)”を巡る海洋冒険ロマンだ。

ヒットしている背景には、最近の社会における、漠然とした将来に対する不安、無力感、人と人との絆の縮小という現象の中で、この物語に描かれている夢への冒険、仲間との友情といったテーマが、仲間と支え合いたい、助け合いたいという若者の心情に訴えているからだという。

このようなお互いが助け合い、癒し合う社会は日本人古来のものであり。この稀有な日本人的助け合いの精神が、ものづくりの世界でも生かされて、世界に誇る高品質な製品を生み出して来たと思えるのだ。「ONE PIECE」の存在を知って、ふとこのように思った。

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2011年2月 6日 (日)

ソーシャルマーケティング(続き)

「発明は必要の母」という言葉があるが、前回の記事で触れた西内・福吉共著「コトラーが教えてくれたこと:女子大生バンドが実践したマーケティング」の中にも ”ピンチをチャンスにする” という、これと意味が通じ合う表現があった。

先日、「カンブリア宮殿」の録画を観ていると、ピンチをチャンスにしている好事例があった。

それらの中の2つを採り上げたい。

ひとつは、病弱な子供時代の経験から野菜を生かした世界初のケーキを作った柿沢安耶さんの話である。彼女は、子供の時、病弱だった。母は彼女のために野菜を沢山含んだ料理を作ってくれた。そのような子供の時の経験から、食べもの屋さんになって世の中の人のためになろうという夢を描く。

そして現在、栄養ある世界初の野菜ケーキを作っている。今や、女の子の夢 NO.1 パティシエに選ばれている。

 彼女のブログ:「パティシエ柿沢安耶のオーガニックライフ」 をご覧ください。


もうひとつは、関西フィルハーモニー管弦楽団の話である。
最近、国や自治体の財政難の余波を受けて、同楽団が受け取る助成金が減少した。このような中、楽団は自ら生き延びる道を模索している。

そして今、地域に密着し新しい試みを実施している。これまでの演奏会では、楽団が決めた曲目を演奏するだけであったが、これを改め、お客さんからリクエストを募って演奏曲目を決めたり、お客さんに指揮者経験をしてもらうなどの工夫をしているそうだ。そしてこの試みは功を奏している。

  関西フィルの紹介記事:http://music-kansai.net/orch03.html

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以上の例は、ピンチを脱してチャンスに変えたマーケティングの事例であるが、人の人生を楽しくしたり、社会を良くしたりするソーシャルマーケティングの事例でもある。

コトラーが言っているように、ソーシャルマーケティングは現代社会を覆いつくしている閉塞感を打破するものとなるだろう。

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2011年2月 3日 (木)

ソーシャルマーケティング・・・これからのマーケティング

社会福祉関係のボランティアをしている友人から、授産施設の仕事に携わっている職員の方に販売やマーケティングの話を何かしてくれないかという依頼を昨年末から受けていた。

どんな話をしたらよいだろうかと思案していたが、私の仲間の某氏から、最近マーケティングも新時代に入り、コトラーがマーケティング3.0を発表しているという話を聞いた。

それによると消費者志向のマーケティングからソーシャルマーケティングへ移行しつつあるという。ソーシャルマーケティングとは、人々が商品やサービスを通じて、より幸せな人生(生活)を送るため、何をなすべきかを追及する楽しさに満ち溢れた活動ということらしい。

そして、このソーシャル・マーケティングの考えに基づいた書籍「コトラーが教えてくれたこと・・・女子大生バンドが実践したマーケティング」が出版されているというので、早速読んで見た。上手く書かれた優れた本だ。非常にやさしくマーケティングを表現している。

今回、友人から依頼された授産施設の職員の方には、この本で述べられているソーシャルマーケティング的な主旨を採り入れたマーケティングの話をすることに決めた。

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