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2011年8月 9日 (火)

執筆しながら感じたこと(空海に学ぶ)

今、来年早々の書籍出版に向けて仲間と一緒に執筆中である。ビジネス書で企業経営に関するものである。ビジネス書といっても面白おかしく書かねばならない。今年4月から書籍の構想を練ることから始め、各人分担して現在執筆中だ。

執筆しながら感じることは、どの章であろうと、書き始めのところが一番むつかしく、時間を要する。ここを少々我慢して書き出し、細部にこだわらず大雑把に書くことを念頭において最後まで書いてみると、最初ほど困難さを感じない。また書くことによって、書いた文章を視覚に入れながら書くことによって、調子の良い時には、適当な文章やアイデアが自然と思い浮かんでくることがある。

そのようにして、記事の全体像が出来上がるので、今度は細部に戻って推敲することになる。この時は、読者が読みやすく、理解しやすいように、言い回しや、時には内容を変更する必要が出てくるかも知れないが、最初の書き始めのところに比べると楽しく執筆することができる。

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先日、高野山へ行った。中学校の遠足以来のことだ。そこで空海の言葉を集めた書籍があったので買い求めた。その中に、次のような空海の言葉があった。

「文章は興に乗じて便(たちま)ち作れ。興なくんば睡(ねむ)るに任せよ。睡れば大いに神(しん)をやしなう。」「文鏡秘府論」

(文章は興が乗っているいるときに即座に書け。ノリが悪い時は寝てしまえ。寝ればいいアイデアが生まれる)

空海は生涯、多くの著作を遺した名文家だ。そのような空海でも文章を書くのに調子の良い時と悪い時があるのだ、と感じた。

by 八木経営システム研究所
http://homepage3.nifty.com/yagikeieioffice/

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