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2011年10月20日 (木)

音楽で仏教界へ新風を吹き込む女性僧侶・三浦 明利さん

三浦 明利(あかり)さんは、奈良・吉野の古刹・光明寺(浄土真宗)の住職にして、シンガー・ソングライターだ。寺の長女として生まれ、一人っ子でもあり、いずれは住職を継ぐつもりであったという。そのために龍谷大学の大学院で仏教研究に取り組んだ。

2008年、父の突然の退任で、予期していたよりも早く住職を継ぐことになる。龍谷大学時代、音楽への夢もあり、学生時代にはバンドを組み、ギターとボーカルを担当、2004年には、全国区のコンテストでグランプリを獲得している。
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跡継ぎとともに、バンドを脱退したが、その後も仏教関係の学校やお寺などで演奏を続ける。住職になるということは、音楽をあきらめることだと思っていたが、音楽を通じて、仏教の教えを伝えることが出来ると感じた。彼女の場合、仏教の話をしながら、演奏する形で、演奏と法話が半々になることが多いと言う。

仏教に気付かされたこと、知らされたことを曲の中に盛り込んでいくことは、仏教用語を使わなくてもできることだと彼女は言う。

昨夏にシングル「ありがとう~私を包む全てに ありがとうを伝えよう」を出した。この歌は、一つ一つの人との出会いを大切にすると共に、咲いた花にも、食べた何かの命にも感謝の気持ちを伝えたいという気持ちでつくられたものだという。
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女性の住職は、瀬戸内寂聴さんなどの例もあり、決して珍しいことではないが、彼女のように若くして僧侶になることを志願する人が存在することは、仏教界にとっては明るいニュースとも言える。

ところで、我々日本人は、自らを無宗教だと自虐的に言うが、池上彰さんが指摘されているように、日本人の「無宗教」の「無」は、仏教でいう「無」であり、「空」でもある。日本人の体に宗教は沁みこんでいて、意識しないだけだという。よく考えてみると確かにそうだ。

そうだとしても、日本人の多くを占める仏教徒は、私もそうだが、仏教徒でありながら仏教というものに、ある種の頼りなさを感じていると思うが、三浦 明利さんのような人が今後沢山現れて、仏教界を改革することになればいいなと願うものである。

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