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2011年11月 7日 (月)

留学生と高野山へ

大阪大学の留学生ホームビジット制度を通じて、我が家でお世話している韓国からの留学生Kさんとその友人の香港からの留学生Cさんを連れて、11月6日、高野山へ行った。この高野山には先週、ダライ・ラマさんが訪れている。

当日は、四天王寺ワッソへ行く予定であったが、あいにくの雨で中止となったため、急遽、行先を高野山に変更したもの。高野山へ行くのは、これで3回目であるが、1回目は、中学の遠足の時。昔のことであるのでよく覚えていない。2回目は、最近旅行社のツアーで行ったが、高野山へは少しばかり立ち寄ったにすぎない。
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今回の高野山行は、一応は、留学生のお二人のガイド役も兼ねているので、予め高野山に関する情報を集め勉強した。最近、歴史について勉強し?仏教のことについても、興味を感じ始めたところなので、以前に比べ理解が容易であった。また、五木寛之さんの「百寺巡礼」を最近、読んでいたので、これも理解の助けになった。

南海線難波から約2時間で、千手院橋に到着。そこから一ノ橋へ、そこから奥之院弘法大師御廟まで、多くのお墓を見て歩く。

高野山は他の宗派に寛容であるので、宗派を超えて沢山の墓がある。織田信長、豊臣家、徳川家、浅野内匠頭、また法然や親鸞の墓、などがあるのには驚かされる。

奥之院から、雨も降って来たので、タクシーに乗り、大門、檀上伽藍、金剛峯寺を回った。タクシーの運転手さんは観光ガイドも兼ねていたので、案内もしてもらった。

ガイドさんより、通常、開山する場合は、地主神との争いが起こるが、庶民派である空海は、在来の地主神をきちんと祀って大事にして融和してやって来たことや、朝廷とも結びつき東寺を賜ったことで、東寺と高野山の間の生活の狭間で思い悩んだであろうこと、など、ガイドさんから分かりやすい説明を受けた。留学生にもわかるような上手な説明には感心した。

今回の小旅行を通じて、若い異国の二人と、お互いの国の文化や習慣について、車中で、かなりの時間、話しが出来たことは大変な収穫であった。


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