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2012年9月

2012年9月26日 (水)

ソーシャルゲームについて思うこと

現在、一部の青少年を虜(とりこ)にしているソーシャルゲームというものがある。先日も30代の若者がこれに熱中している姿がテレビに映し出されていた。

私には無意味なことに集中しているとしか思えない。こんなものに大切な青春時代を、無為に過ごす若者が気の毒に思われた。学校も、子供たちがソーシャルゲームに”はまらない”ための対策に苦慮しているという。

気をつけなければ、このような娯楽文化は、我が国の知的レベルを低下させ、日本文化を退化させるだろう。IT企業は、儲かればどんなものでも作ってもいいわけではないのだ。IT経営者に社会的良心があるかどうかが問われる。

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2012年9月10日 (月)

豊中市の活性化に貢献する女性職員歌手グループ『とよなかっつ75』

大阪府豊中市の女性職員9人でつくるグループ『とよなかっつ75』(Toyonakas'75)が、地元を盛り上げるために一役買っている。(朝日新聞8/27夕刊記事より)

このグループは、昨年8月に結成。グループ名は豊中市が昨年、市制施行75周年を迎えたことに因む。これまでは人気アイドルグループ「AKB48]の曲を振りつきで披露し、市の行事や祭りなどのイベントに出演してきた。

しかし、自前の曲でないと本当の豊中のアピールはできないと、オリジナルソングの制作に取り組んだ。そして完成したのが、「とよなかの夢列車、今発進!39万人をのせて」だ。

歌詞はメンバーが市の魅力を連想させる言葉を持ち寄って考え、アップテンポのメロディーは市の男性職員がつくった。可愛らしい振り付けは、武庫川女子大のバトン・チアリーディング部などとともに考えた。そして、「豊中愛」と背中にプリントされた御揃いの黒いTシャツと赤いチェックのミニスカート姿で歌い上げる。
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(歌詞抜粋)
「笑顔があふれる僕のまち  おいでよ豊中市へ」「埋もれていたのはワニの化石 過去から未来への贈りもの」「飛行機がとぶ空の下 かたいきずなで結ばれる」・・・・・
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歌詞に見えるワニの化石については、みのお市民まちなみ会議のブログの2012年8月8日付の記事で、市内で、40万年前に生息していたと推定される「マチカネワニ」が昭和39年に発見され、これに因んで、このワニが豊中市のシンボルキャラクターとなり、市のマンホールのデザインとなっていることを記した。また、飛行機が飛ぶとは、大阪空港が近くにある土地柄を示している。

地元をこのように、オリジナルの歌で紹介するというのは、良きアイデアだと感心した。私が住んでいる隣の箕面市もこれに見倣ったらいいのにと、ふと思った。

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俳優・高倉健さんのこと

先日、俳優・高倉健さんについて語られているテレビ番組を観た。

高倉さんは、寡黙にして多弁。話される言葉自体は短いが、実に深みが感じられた。「生き方が芸に出る」と云う。45歳の時、自分の生き方に合致した映画しか出ないと宣言し、独立。商業主義に毒されず、自分のスタイルを築いて来た。「八甲田山」「鉄道員」「幸福の黄色いハンカチ」、最近では「あなたへ」などの優れた映画を世に出した。

高倉さんの演技には、彼が歩んで来た人生が写し出されているという。そして、役の人物に成りきって懸命に演じている。悲哀感が感じられる演技だ。

高倉さんはスターではあるが、謙虚で、脇役の人やスタッフ、ロケでお世話になった地元の人たちへの挨拶と感謝の言葉を忘れない。

高倉さんのような俳優が日本映画の品位や価値を高めている。これからは高倉さんの映画を意識的に観たいと思った。

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