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2012年9月10日 (月)

俳優・高倉健さんのこと

先日、俳優・高倉健さんについて語られているテレビ番組を観た。

高倉さんは、寡黙にして多弁。話される言葉自体は短いが、実に深みが感じられた。「生き方が芸に出る」と云う。45歳の時、自分の生き方に合致した映画しか出ないと宣言し、独立。商業主義に毒されず、自分のスタイルを築いて来た。「八甲田山」「鉄道員」「幸福の黄色いハンカチ」、最近では「あなたへ」などの優れた映画を世に出した。

高倉さんの演技には、彼が歩んで来た人生が写し出されているという。そして、役の人物に成りきって懸命に演じている。悲哀感が感じられる演技だ。

高倉さんはスターではあるが、謙虚で、脇役の人やスタッフ、ロケでお世話になった地元の人たちへの挨拶と感謝の言葉を忘れない。

高倉さんのような俳優が日本映画の品位や価値を高めている。これからは高倉さんの映画を意識的に観たいと思った。

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