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2013年1月16日 (水)

ワンコイン市民コンサート

音楽会には時々参加する程度であったが、昨年友人より「ワンコイン市民コンサート」という手軽に行ける音楽会があるので行かないかと誘われて、昨年5月より時間の許す限り参加している。

この「ワンコイン市民コンサート」は、大阪大学の荻原名誉教授が主催され、吹田市の大阪大学会館で行われている。クラシック音楽が主体で、月1回、プロやプロ予備軍の方たちの演奏をたっぷり楽しめる。料金がワンコイン500円というのも魅力だ。

このコンサートで私が気に入っているのは、トークが入っていることである。他の音楽会のことをあまり知らないが、普通クラシック音楽といえば、演奏者が舞台に出てきて、演奏して無言のまま帰るというスタイルだと思う。

ところが、このワンコイン市民コンサートでは、演奏者の自己紹介から始まって、演奏する曲目の由来、社会的な背景、作曲者の境遇や心理状態などについて、スライドなども使って説明してくれるのが有り難い。このことによってクラシック音楽の素人である私も、聴きながら曲の意味をよりよく理解でき、トークなしと仮定した場合よりも、強く癒されたり、強く勇気づけられたりする。

音楽には人々を結びつける力があるとか、社会的な力があるとか言われているが、演奏に加えてトークというものが加われば、より価値が深まり、音楽を聴きたいという人が増えるのではないかと感じた。

参考:荻原様の主催する「ワンコイン市民コンサート」のサイト

 

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