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2013年1月 6日 (日)

ロシアへの旅(その1)

昨年11月中旬、ロシアを旅した。今、ロシアは寒波に見舞われ大変な様だが、私が行った時は連日好天に恵まれ、気温も日中は5~6℃程度で予想したよりも寒くなく、幸運であった。訪れたのはモスクワとサンクトペテルブルグである。

某社のツアーであったが、いつものツアーであれば、女性陣が7~8割を占めるのに、今回は男女半々であった。我々夫婦よりも海外旅行経験がはるかに豊富な方が多かったところをみると、既に著名な観光地へは行ったので、最後に残ったのはロシアぐらいしかないといった人が多かった。また美術品などの調査目的で参加した男性もいた。

ロシアについては、ソ連時代の共産主義政権による自由のない恐ろしい国というイメージが残っていたが、始めて訪れたロシアには、少なくとも観光地を訪れた限りでは、そのような残像は微塵も感じられなかった。

ロシアの通訳の方の話に基づくものであるが、ロシアの日常生活では、モスクワでは交通渋滞が日常的であるということであるが、その通りであった。しかし各家庭には暖房施設が備わり、国が管理する施設よりパイプで蒸気が供給されており、寒さに対する対策は優れていると感じた。市民の住居としてのアパートは国立の土地が賃貸されているという。

ソ連時代のことについては、共産党政権時代の政治家は全て不評であるが、ゴルバチョフが意外に人気がなかった。これは、我が国でも報じられているのと同じであった。それに対してエリツインは人気が高い。ゴルバチョフが、現在のロシアを共産主義の圧政から解放した人物であるのに人気がないのは、やはり当時の経済状勢下で、国民が困窮した生活を強いられたことによるらしい。経済状況の良さが最も国民の支持を得ると云うのは、我が国の先程の自民党の圧勝をみても理解できる。

また、ロシア時代のピョートル大帝とエカテリナー2世については、ロシアを現在の姿に導いた人物ということで、尊敬とある程度の人気の高さを維持しているようだ。

さて、これもロシアの通訳の方の日本贔屓に拠るかもしれないが、今ロシアでは日本ブームであるという。日本語を学ぶ若者が多い。「将軍」などの日本レストランも増えている。北野武や村上春樹なども人気があるという。事実であれば喜ばしいことだ。

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さて、観光で訪れた幾つかの地点について、少し記したい。

1)赤の広場とクレムリン
赤の広場は、ソ連時代には、メーデーや革命記念日に必ずパレードが行われる場所であった。「赤」が共産主義を連想させ、まさにソ連の象徴としてのイメージを抱かせるが、実は赤は共産主義とは関係なく、現代ロシア語では「赤い」という意味になるが、古代スラブ語では「美しい」という意味だそうだ。従って本来は「美しい広場」を意味した。

写真2枚は「赤の広場」で撮った写真である。実際に赤の広場に立つと、思っていたよりは狭く感じた。確か天安門広場よりも狭い。

広場の正面にレーニン廟があるが、厳重に警備されているものの、かつての神格化したイメージはない。人物が写っている写真は、家内とロシアの通訳の女性である。背景は赤の広場の南側に建つワシリー寺院という大聖堂で、対モンゴルの戦勝を記念して、イワン雷帝によって1560年に建てられた。玉ねぎ形のドームはロシア正教(=ギリシャ正教)の特徴で、ローソクの炎を表している。

もう一つの写真は、クレムリンの中にある「大砲の皇帝」と呼ばれている1568年に鋳造されたブロンズの大砲で、当時としては世界最大の口径を誇っていた。

ところでクレムリンとは「城塞」を意味する普通名詞で、ロシアにはこれ以外にもクレムリンが幾つかあるが、モスクワのクレムリンはモスクワ最大の観光名所である。

内部には、元老院(現ロシア連邦大統領府)、大統領官邸、ウスペンスキー大聖堂、大砲の皇帝、イワン大帝の鐘楼、武器庫(実は宝物庫)、など、多くのものがあるのに驚いた。

中でも武器庫の展示品には驚かされた。ロシアの工芸美術品、王冠や、何世紀にもわたって集められた外国の支配者などからの贈り物、ロシア帝国が得た戦利品、宮廷馬車、玉座、ピョートル大帝の巨大な服、エカテリーナ2世のきらびやかな衣装、など、目を見張るものがあった。武器庫内では写真撮影は禁止であるので、写真を撮れなかったのは残念である。

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