旭電機化成㈱(大阪市東成区)・脱下請け 雑談は商機
同社は、創業80年の老舗であるが、長年大手企業の下請けに甘んじて来た。新聞にも掲載の様に、1990年代のバブル崩壊や円高による元請の海外進出で、受注が激減...。しかし一人も解雇することなく自立営業型の企業として蘇った。それは自社製品開発に移行したからである。
今では自社製品の売上は下請け受注を上回り、7割を占める。自社製品開発に欠かせないのは、顧客の声はいうまでもないが、社員のアイデアだという。専務の原守男さんが心がけているのは、社員との気楽な会話で、そこから生み出される社員の何気ない感想や意見に耳を傾けることだという。
外部の人の力を借りることも必要だが、何よりも先ず、自社のことを知り尽くした社員の人材を十分に活用することの必要性を教えてくれる企業事例である。
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