新ローマ法王フランシスコ1世
第266代ローマ法王にフランシスコ1世(ベルゴリオ枢機卿)が選出された。初の南米出身の法王であるフランシスコ1世は、貧しい人たちの救済に注力して来たと言われている。
バチカンのサンピエトロ広場で行われた就任ミサで新法王は、「貧しき者、弱き者、重んじられない者を守るために、腕を開く。飢える者、渇く者、土地になじめぬ者、守られぬ者、悩める者、獄にある者を守る」と誓った。
... 『フランシスコ』という新法王名は、13世紀初め、貧者救済に尽くし、アッシジ・フランシスコ会の創設者として知られるカトリック修道士・聖フランシスコに因み、自ら決めたという。
今、政治の世界を見ると、儲けるためにはどんな手段を使ってもよしとする強者の論理がまかり通っており、弱者を切り捨てようという風潮がある。我が国においても然りである。しかし、自由競争も大切だが、一方では弱者を守るシステムを維持し、人々が仲良くやっていくことが、人類の平和のために求められる。
このような時、宗教界の一大勢力であるローマカトリック教会の法王に、フランシスコ1世という謙虚で、貧者の味方である人が選ばれたことは朗報である。今後は、特にイスラム教との宥和、またギリシャ正教や仏教、他の宗教とも交流を図り、平和な世界になるよう貢献して頂きたいものだ。
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