歌「春よ来い」のこと
春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒(はなお)の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている
(相馬御風 作)
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これは新聞紙上でふと見かけた懐かしい歌である。年配の方なら誰もが口ずさんだことのある童謡「春よ来い」の歌詞である。『じょじょ』は草履、『おんも』は表を意味する幼児語である。
最近ではこの歌を聴くことが殆どなくなった。淋しい感じがする。小学校唱歌として親しまれて来たこのような『日本のこころ』を伝える歌がなくなっていくのは、生活習慣や風習、生活スタイルなどの変化を反映した時代の流れかも知れないが、少しは後世に残っていって欲しいと感じる。
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四季の中で最も切実に待たれるのが春である。我が国の勅撰和歌集でも、春の到来を告げる歌が多いという。
写真は、我が家の裏庭に植えた梅の花。18年程前にお正月の御祝いとして頂いた盆栽の中にあった梅の木を庭に直接植え替えたところ、すっかり大きく成長し、毎年春の訪れを告げてくれる。ただ庭といっても隣家との間隔が狭く小さな庭なので、日当たりが少々悪く、世間一般よりは開花が遅い。それでも我が家に春を告げてくれる大切な梅の花である。
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