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2013年4月

2013年4月29日 (月)

男子ゴルフ・優勝した松山選手を尾崎選手が絶賛!

つるやオープンで松山英樹選手が優勝。プロ2戦目の勝利は史上最短だ。最終日、テレビで観戦していたが、最終に近いホールでは、難しいバーディパットを連続して沈め、勝負に強いところを示した。偶然の勝利ではなく、実力でもぎ取った勝利でもあった。まだ21歳と若いので将来が楽しみだ。海外でも活躍して欲しい。

今大会はまた、尾崎選将司選手がエージシュートを達成し、二日目まではトップに躍り出た。まだこの歳でも毎日の精進次第ではやれるのだということをゴルフのみならす、一般の人々にも元気を与えたと思う。私もその一人である。松山選手の優勝を祝し、我がことのように喜び一緒に写真に収まった尾崎選手とのツー・ショット写真は微笑ましい。

また、この日、女子ゴルフでは、佐伯三貴選手が優勝。彼女は東北福祉大学で、松山選手の先輩にあたり、同大学出身者のダブル優勝という快挙が成し遂げられた一日であった。
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2013年4月24日 (水)

ドラッカーさんなら どのように思われるだろうか・・・ユニクロのこと

ヒートテックなどの安価な衣料を提供し、その強力な販売力により消費者に恩恵をもたらしていると思われるユニクロだが、その安売り戦略で我が国のデフレ局面の一翼を担っているようにも思われる。

 
ところで、先日行われたマスターズ・ゴルフで優勝したスコット選手が着ていたポロシャツには“UNIQLO”の赤いロゴがくっきりと刻まれていた。普通ならばここで我が国の誇りに感じたいところだが、最近のユニクロの経営を見ていると、それとは逆の気持ちになる。

同社は、最近の報道によると、グローバル企業として生き残るために、世界での賃金統一を考えているらしいが、生活環境の異なる国家間の賃金の統一を図ることには無理があるように思われる。これが実施されれば我が国の従業員は相対的に低い賃金に喘ぐことになる。

それにしても最近のユニクロでは弱肉強食の論理がまかり通っていると聞く。ノルマが厳しく、残業をやらざるを得ない状態に社員を追い込み、社員間の賃金格差を意識的に拡大している。

そのため、同社の新卒社員が入社後
3年以内に退社した割合は最近では50%に上るという。同期入社の2人に1人が会社を去っているのだ。更に休職している人のうち、42%が鬱病などの精神疾患で、店舗勤務の正社員の3%にもあたるという。これは異常なことである。

ユニクロのこのような経営では、将来に亘って成長し続けることは、過去の優良企業の歴史からみて、あり得ないことだと思う。

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かつて、日本的な経営の良さ、すなわち家族的な雰囲気を持ち、従業員にやさしい経営をおこなって来た、優れた我が国企業を絶賛していた故ドラッガ-さんが、このユニクロについてコメントを求められると、どのように答えられるだろうか。おそらく不快の思い出で眉を曇らされるだろう。

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2013年4月22日 (月)

<甲子園球場でのプロ野球観戦記>
昨日22日(日)、阪神・ヤクルト戦を観るため甲子園球場へ行った。プロ野球を観戦するのは約30年振りであった。最近は殆どテレビでの観戦であるが、たまたま、チケットを持っていた知人から、都合が悪くなったので代わりに行かないかとお誘いがあったので、それでは、ということで急遽家内と一緒に出かけることになった。

子供の頃は、南海ホークス(現ソフトバンク)のファンであったが、その後ヤクルト、阪神、楽天と、野村克也氏の後を追って贔屓チームも変わった。今は...大阪にいるので阪神も好きな球団の一つではあるが、熱狂的な阪神ファンとは言えない。因みに家内は阪神ファンであるので、かなり球場へ行く途中で、かなり浮き浮き気分の様であった。

阪神梅田駅から甲子園直行の臨時特急に乗ると、車内は阪神タイガースのレプリカユニホームを着た人や応援グッズを手に持った人で溢れていた。子供連れの家族や比較的若いカップルが多いのは当然として、かなり年配の方もちらほら。
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今回の野球観戦は、野球を観るのが主目的ながら、球場の雰囲気を観察することにも興味を感じた。球場は日曜日とあってほぼ満員、阪神ファンが9割ほど占めている様であった。テレビを観ているのとは異なり、やはり臨場感が違う。阪神ファンは他球団のファンと違い、熱狂的だと言われているが、まさにその通りで阪神が有利に試合を進めたこともあり、ヒットやホームランを打つたびに、メガバットを振りかざし、旗を靡かせ、歓声をあげる。阪神ファンの熱気がじわじわと伝わって来る様であった。

30年振りに見る球場内の雰囲気は様変わりしていた。観客席や売店は明るく綺麗になった。イニングチェンジの時などには、観客を退屈させないために、マスコットキャラクターなどによる余興やバックスクリーンにアニメなどの画像を流すなどの工夫がなされていた。

場内でビールやコーヒーなどを売る若い女の子たちは、明るいピンク色のユニホームを着て、ビールタンクやポットを背負い、礼儀正しく挨拶をしながら、可愛い声を張り上げ、お客さんの注文を取るために元気に動き回っていた。そんな姿を観るのも楽しかった。

ラッキーセブンでは、恒例により風船を一斉に放つが、このような光景を目前に見るのは初めてだったので、その凄さに驚かされた。少々寒い日であったが、この熱気のお蔭で、何とか寒さを凌ぐことができ、試合も阪神が、藤波選手と新井選手の活躍で、5対0で勝ったことで、気持よく家路に着くことができた。
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2013年4月18日 (木)

若い人の新聞離れに思う

<若い人の新聞離れに思う>

若い人の新聞離れ(書籍離れも同様)が進んでいる。インターネットを通じて情報が簡単に入手できる世の中になったということが最も大きい原因であろう。また他にも、情報入手はテレビやラジオで十分だと考えている人や、生活費を切り詰めるため或いは娯楽を優先するために新聞を購入しない人など、原因は様々であろう。

確かに、新聞を読むよりはインターネットを見たり放送を聴いたりする方が気楽にできることは間違いない。これは小説を読むよりも、これを映画化したもので済ませる方が気楽に楽しめるのと同じである。 映画を鑑賞するのもいいが、映画というのは、限られた時間の中で、原である小説の中のごく一部を映し出したに過ぎず、本当に作者が意図したものを、映画を観ただけで把握したつもりになっていては不十分であるのと同様に、インターネットや放送を観ただけで、全てを理解することは不可能である。それらは断片的に羅列された情報に過ぎない。

やはり限られた時間で大切なことを把握しようとすれば、編集機能で再編された新聞の記事を読むことが必要となってくる。それに新聞は印刷された媒体であるから、ぺらぺらと紙面をめくり、即座にその日の記事の全貌を知ることができるし、その記事がどの面に、どのような見出しで掲載されているかによって、ニュースの価値を把握できるというメリットもある。

それ故に、新聞(書籍)を読まないで、楽をしてインターネットや放送で済まそうとする人は、遊んでいる人は別として、真剣に世の中を生きて行かなければならない人にとっては悔いを残すことになるであろう。

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2013年4月17日 (水)

あの杉原千畝氏の写真

フェイスブックの友人・Oliver Ehlers さんの写真をシェアさせて頂きます。杉原千畝(ちうね)氏の写真です(一緒に写っているのは奥さんだと思います)。
杉原氏は私が敬愛する人です。外国の方にこのように取り上げて頂くのは大変嬉しいことです。
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杉原氏のことを、日本では、ご存じない方もおられるかも知れません。
杉原千畝氏は、1900年(明治33年)生まれ。第二次世界大戦中、リトアニア(バルト三国のひとつ)の日本領事館に赴任していた時、ナチス・ドイツの迫害によりポーランドなど、欧州各地から逃れてきたユダヤ人を救うため、命がけで、外務省からの訓令に反して、大量のビザを発給し、およそ6,000人にのぼる避難民を救いました。このことは杉原氏が亡くなる前の1985年、イスラエル政府により表彰されるまで世界に知られていませんでした。
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2013年4月13日 (土)

円安・株高で浮かれてはいけない!

固い話ですみません。円安・株高で浮かれ気分の我が国ですが、庶民の暮らしの実態はまだそのような気分ではないと言えるのではないでしようか。本当に景気は良くなるのだろうかという疑問が拭いきれません。

このような中、経済を優先するために、原発再稼働を叫ぶ人たちの声が大きくなり、原発をゼロまたは縮小しようという気運が風化しようとしていることは残念です。アベノミクスで儲かる株は何か、或いは投資信託の勧めなどと、庶民の感覚からかけ離れた記事を掲載している雑誌もあります。
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先日の4月10日、衆議院予算委員会で、枝野元経済産業相と安部首相の間で論戦がありました。行き過ぎた金融緩和がバブルの再来にならないのかと問いただした枝野氏に対して安部氏は「大胆な金融緩和でデフレマインドをインフレマインドに変える」と強調。更に「いよいよ物価が上がると思わなければ、人は物を買...わない。物が売れて企業の収益が上がり、労働分配率が増えて、だんだん従業員の給与が上がっていくと」と発言しています。
この発言にも一理あると思います。

一方枝野氏は「デフレで物価が下がるので待った方が得だから買わないのではない。収入が増えるという期待と、10年、15年と働けると安心感を与える政策を先行させないと、想像以上のダメージを国民に与える」と反論しました。

どちらが正しいかは、この先の結果を見てみないとわかりませんが、アベノミクスには大きなリスクがあります、大きな賭けです。人間として普通に、常識的に考えれば、人は物を買うのは、雇用が安定し、将来の収入が安定するからではないでしようか。

そういうことで、私は枝野氏の方に軍配を上げたいと思っています。打出の小槌で安部氏のいうことが現実になるかも知れませんが・・・。

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2013年4月12日 (金)

サッチャー元首相のこと

亡くなったイギリスのマーガレット・サッチャー元首相。イギリスにおいても好きか嫌いかについて評価が大きく分かれる。好きな政治家とは言えないが、私にとって、毅然とした政治家で、自分が不人気になるからといって信念を曲げない人であったという記憶が強く残っている。
小さな政府を掲げ、自助努力という価値観を重視し、弱者には厳しい態度を取り中小企業支援などにも消極的であった。このためイギリス伝統の製造業は衰えた。しかしながら1970年代には『英国病』と言われたイギリスを現在ある地位に復活さ...せた。またその政策の一部は労働党政権にも引き継がれたものもある。

サッチャー氏の最も大きな功績は、世界の冷戦の終結をもたらしたことだと思う。その毅然とした彼女の態度と政策は、ソ連から『鉄の女』とも評されたが、結局は共産主義独裁国家・ソ連の崩壊に繫がった。そのソ連を敵視しながらも彼女が「一緒に仕事ができると人物だ」と評した、ソ連最後の大統領であり、良識の人であったゴルバチョフ元ソ連大統領(82)は、インタファックス通信に対し「私たちの関係は時に複雑で、いつも平穏とはいかなかったが・・・・最終的には相互理解に達することができ、ソ連と西側との間の雰囲気の変化につながり、冷戦の終結がもたらされた」とコメントしている。写真のひとつはサッチャーさんとゴルバチョフさんが並んで撮られたものである。

とにかく、サッチャー氏のような一時代を築いた政治家がまたひとり消えて行くことに淋しさを覚えた。
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万葉散歩・佐保川沿いに歩く

学生時代の友人7人が集まって行っている恒例の万葉散歩が昨日ありました。今回は近鉄奈良駅に集合し、奈良県庁の屋上から雄大な奈良平野の眺望を楽しんだ後、奈良女子大の横を通過、聖武天皇皇后陵へ。

その後、佐保川の土手沿いに、まだ散らないで残っている桜を鑑賞しながら、所々に建てられている万葉歌碑を見て、万葉の時代に思いを馳せました。この佐保川付近の奈良市北郊は、万葉の時代、貴族顕官の住宅地であり、万葉集の編纂者・大伴家持の邸宅もあったそうです。大伴家持は叔母の大伴坂上郎女や坂上大嬢...、笠郎女など多くの女性と贈答歌を交わしましたが、これらの歌碑がこの土手沿いに建てられています。

この佐保川沿いには小学校があり、校庭の前には万葉歌碑散策マップがありました。また数日前に桜祭があったらしく、子供たちが作った歌や絵入りの提灯が桜の枝に結結び付けられていました。このような歴史に恵まれた環境で過ごす子供たちは幸せだと思いました。
このあと狭岡神社、不退寺、法華寺を経て、ゴールの平城宮跡に到着。最後に近鉄大和西
大寺まで歩き、駅近くの居酒屋でお酒を飲み、旅
の疲れを癒しました。

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2013年4月 7日 (日)

ラミレス選手2000本安打達成、おめでとうございます。

ラミレス選手、2000本安打達成おめでとうございます。これは外国選手としては初の快挙だ。ヴェネズエラ出身。7年前、来日し、明るくスポーツマンシップ溢れるプレーは、多くの選手、ファンに愛された。彼がもつ観客へのサービス精神は日本選手には真似ができないユニークなもので、存在感があった。

天性もさることながら、努力の人でもある。記録達成後の記者会見に同席した通訳者を自ら紹介し、自分がこの記録を達成できたのは、彼がいたからこそと、ねぎらった。人徳のある人だ。


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天明の飢饉から学びたいこと・食料自給率の維持、向上

BSプレミアム『歴史館』という番組は大好きな番組である。先日その番組で、『天明の飢饉』について識者が論じ合っているのを聴いて、考えさせられた。

江戸時代、天明2年(1782年)に東北地方を襲った冷害は5年間にも及び、長雨に加えて浅間山の噴火が重なり大飢饉となった。特に八戸藩では被害が大きく、人口の半分が飢えで亡くなった。飢饉に伴い、打ちこわしや子供の間引きなどが日常茶飯事に行われ悲惨な状態であったという。その惨状については、添付の写真「天明飢饉図」をご...覧下さい。しかし同じ東北地方でも松平定信が指導し藩政改革を行っていた白川藩では、一人の死者も出さなかったという。松平定信は後に幕府の『寛政の改革』を指導した人物である。

八戸藩と白川藩との違いは何かと云うと、食料の備蓄の差であった。白川藩は民を守るという政治を行い、米の備蓄には大変気をつかっていたが、八戸藩はそうではなかった。自藩の民のことは考えずに、米を江戸に売り続けた。政治のあり方によって人命が左右されるという好例である。この時代でも既に八戸藩の惨状は「人災」であると言い放った、勇気ある人もいたと言われている。

この番組を観て感じたことは、現代の我が国においても、天明の飢饉のような飢饉が訪れないとは決して言いきれないということである。今後、世界規模で、気候の変化や地域紛争による食料の供給不足が生じる可能性があるということである。

我が国の食料自給率は40%と言われており、アメリカやカナダには遙か及ばないばかりか、ドイツ85%、フランス129%、イギリス69%、韓国45%に比べても劣る。今、議論されているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加問題は、メリットとデメリットがあり、難しい問題であるが、少なくとも食料自給率の維持・向上を目指すためには、アメリカの言いなりになり、食料自給率を下げることは避けて欲しいものだ。

(註)ここで言う食料自給率はカロリーベースの総合食料自給率のことである。
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万葉こども賞コンクールのこと・感性に満ちた子供たち

5年程前から万葉集の魅力にとりつかれ愛読している。奈良県にある万葉文化会館へは万葉集の大家である中西進先生や上野誠先生、井上さやか先生の話を聴くためによく行った。それ以来、他の人たちの話も聴くにつけ、万葉集は源氏物語などと並んで、日本人の心の原点であると私は感じている。

先日、新聞に『第5回万葉こども賞コンクール』の記事が載っていた。このコンクールは万葉集の歌を題材に自由な発想で表現した作文や絵画を子供たち(小学校生、中学校生)から募集してお...り、奈良県立文化会館と朝日新聞社が主催している。
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優秀賞に選ばれた作文や絵画を見て、子供たちの感受性溢れた想像力や表現力、美的感覚力の素晴らしさに驚かされた。添付した写真にあるように、額田王(ぬかたのおおきみ)や紀少鹿女郎(きのおしかのいらつめ)が作った和歌についての作文や絵画などは素晴らしいものだ。

私が彼らと同じ子供時代は、万葉集などの作品については、その名前さえ知らなかったのに、現代の子供たちの中には、この作品を読んで反応し、立派に意見を述べる者もいるのだと思うと、非常に頼もしく感じた。

もうひとつ感じたのは受賞者の殆どが女子だということである。男子は数えるほどである。その理由はわからないが、やはり女性の方が感性に優れていることを示すものではなかろうかと思っている。

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ハウステンボスの再生・文化の大切さを語る澤田秀雄さん

ハウステンボスを再生させた澤田秀雄さん。文化の大切さをその再生の中で学んだと言う。儲けることこそ大切だと思っていたが、それだけでは駄目だと気づいた。

バラ園を止めて別の施設を作ろうとしていたが、思いとどまりバラ園を充実させる。昨年には、東京交響楽団の理事長にも就任し文化活動への傾斜を強める。澤田氏は、経済は発展したが音楽、美術などの文化・芸術の蓄積に劣る我が国を憂えているのだ。ハウステンボスが再生できた理由が何となくわかる気がする。

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